7つの完璧主義から「上手にチカラを抜く人」に変わるポイント

人 ベンチ 男性

完璧主義で仕事や人生がうまくいかず困っていませんか?

今回は、完璧主義から「上手にチカラを抜いて成果を出す人」へと変わる為の方法を紹介した書籍を要約してまとめました。

7つのポイントにまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

意識面での話も具体的な話も出てきますので、お好きな部分をかいつまんで読んでみるのも◎です。

完璧主義から「上手にチカラを抜く人」に変える本を要約

ひまわり

1.頑張らないで成果を出すように動く

著者は「頑張ること」に美徳を感じるのをやめようと伝えています。

頑張ったから成果が出るとは限りません。頑張らないけど成果が出ることも多々あります。

重要なのは成果だとすれば、頑張ることは手段にしか過ぎない訳です。

完璧主義はついついムダに頑張ってしまいがちですので、「頑張らずに成果を出す」は良い意識改革に繋がるかもしれません。

 

頑張ってないけど成果が出るイメージは、車の移動はいかがでしょうか。

走って移動した方が頑張ってますが、遅いですよね。

車で移動した方が頑張ってませんが、速いですよね。

車を持っていなくても誰かに借りたり、公共交通機関を利用したり…色んな手段があるはずです。

猛者の場合、ヒッチハイクする人まで現れます。笑

頑張る前に、もっと良い方法は無いかと探してみましょう♪

2.制限時間を設ける

制限時間があることで人は高い能力を発揮することが分かっています。

パーキンソンの法則が有名ですが、制限時間が定まっていないと、もしくは制限時間が長すぎると人はだらけてしまう生き物なのです。

パーキンソンの2つの法則が下記です。

第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

引用:Wikipedia

第2法則は時間がお金に変わっただけのようなものです。

なので、「制限の限界まで膨張するもの」とだけ覚えておきましょう。

 

制限時間が短ければ、その中でなんとかしようと必死になります。

また、完璧主義は完璧を求めるあまり、いつまでも仕事が終わらないコトがよくあります。

その意味でも、制限時間を設けて、その時間が来たら終わり!とすることは意味があります。

3.シングルタスクで集中

完璧主義は実はマルチタスクになりがちだと著者は言います。

というのも、完璧にいつでもメール返信、完璧にタスクが無い状態、完璧で滞りない状態を求めるあまりに、来たメールや来た話をいつでも気にしてしまうのだとか。(分かります)

そうして意識が散漫になっていれば、脳は疲弊しますし、作業も遅くなります。

完璧主義な人間こそ、シングルタスクを大事にする必要がある訳です。

 

また、シングルタスクを実行するには、そもそも通知が目に入らないことも重要になります。

意識してシングルタスクを実行するのにも限度があるので、シングルタスクな環境を用意した方がラクなのです。

これもまた、頑張って成果を出そうとするのではなく、頑張らずに成果を出す意識と繋がる話になりますね。

4.全部じゃなく、20%

パレートの法則で「重要なのはいつでも20%」とされています。

2割のお客が会社の8割の売り上げを出している。

2割の記事がブログ全体の8割のアクセスを出している。

仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。

20%が優れていれば、80%の状況で優れた能力を発揮する。

例としてはこんな感じです。

 

完璧主義の人は誰しもに全力であたろうとしてしまいがちですが、より重要なのは、やはり2割です。

この2割にチカラを注ぎ、バランスを集中させることもまた重要だと著者は言います。

 

ボクもコレは意識しているのですが、中々大変です。

というのも、まずその2割はどこなのか?を探ることから始まるからです。

売上なら分かりやすいですよね。大部分を占める少数が数値で出ています。

しかし、作業となると少し大変です。どこがキーの作業なのかを考える必要があるからです。

ですが、分かってしまえばこっちのもの!あとはソコに集中すれば効率的になります。

5.早く始めてじっくりと

完璧主義の人は失敗を恐れています。

失敗をしたくないから、考えまくって、準備をしまくって、でもいつまで経っても始めないコトが多々あります。

しかし現実は、始めないと分からない問題点も沢山ありますよね。

ですので、早く始めてしまうことの方が大事です。

 

そして、始めても最初すぐに上手くいきません。

想像ではこんな感じで右肩上がり…とイメージしていたのに、現実は想像よりもずっと低空飛行。

ですが、ここでじっくりと、淡々と取り組むと、ある時突然グっと伸びることがあります。

コレはボクの実体験でも多々ありましたので、そうなんだよなと頷きました。

いつその伸びが来るかは分かりません。ですが、いつか来ると思って、淡々とやり続けましょう。

6.どうしようもないことは放っておく

世の中には、自分が変えられるコトと、変えられないコトがありますよね。

大事なのは、自分が変えられるコトです。

変えられないコトは変えられないので、悩んでも何も変わりはしません。

そういうどうしようもないことは放っておきましょう。

自分にできるコトに集中しましょう。

7.ゆとり時間を作る

安倍前総理も小説を読んだり海外ドラマを見てゆとり時間を確保していたそうです。

人間、ずっと張り詰めて、ずっと努力をし続けるのは無理ですよね。

日本の代表だって、ゆとり時間を持っていたのです。

そのゆとり時間があるから、日中頑張れます。

完璧主義はずっと完璧でいたいと願っています。ボクはそうです。今でもその願いはあります。

ただ、ソレは無理なのです。仕方ありません。ずっと努力し続け、ずっとバリバリは動けません。

意図的にゆとり時間を作って、自分を緩め、翌日また頑張れるようにしましょう。

まとめ

今回の内容をまとめますと、下記です。

  • 頑張らないで成果を出すように動く
  • 制限時間を設ける
  • シングルタスクで集中
  • 全部じゃなく、20%
  • 早く始めてじっくりと
  • どうしようもないことは放っておく
  • ゆとり時間を作る

 

ボク自身も完璧主義ですので、書いてあることには色々と納得がいきました。

よく聞く話もあれば、それは面白いなと思うことも書いてあり、読みやすくて良い本だったなと思います。

今回の書籍↓

 

で、今回ご紹介した内容は全部、自身でも意識していることです。

根っこが完璧主義ですので、意識していないとすぐにまたクセが出てしまいます。コレは仕方がないことです。

ただ、意識していれば、緩和できます。

頑張ってなんとかしようとするのをやめたり、時間を決めたり、通知が来ないようにしたり、大事なコトに力を注いだり…

意識するだけで全然違うんです。

 

役にたつところがあれば幸いです。

それではまた明日♪