トレーニングの3つの原理②特異性の原理

 

前回の「過負荷の原理」に続いて、今度は「特異性の原理」について書きます。

これもとってもとっても大事な話です。

 

特異性の原理とは

 

腕立てをすると、腕立てに使った筋肉などの機能が強化され、全然使ってない関係のないところは強化されない

という話です。

 

いや、そりゃそうやろ!

って思われるかもなのですが、コレすっごく大事な話だとボクは思ってます。

 

なぜか関係のない機能まで強化される気がする?

 

例えばなのですが、ボクが1分間耐久でツインペダルを踏む練習をした場合、

シンプルに、

「1分間ツインペダルを踏む機能が強化される」

訳です。

そりゃそうです。

 

この時、手が強化されることはほぼありませんし、踏むパワーが強化されることもあんまりありません。

持久力的な面が強化される訳です。

だから、持久力を付けたいなと思ったら、持久力が必要な練習をすると効果的です。

 

逆に、瞬発力が必要なテンポでツインペダルを踏みたい時は、スピード設定を高くして練習する必要があります。

瞬間的なスピードを求めているのにゆっくり1分間踏むのは、人体の仕組み、原理から外れちゃってるのです。

 

ここからが大事だと思っている話なのですが

例えば速いツインペダルが必要な曲を叩きたいと思っているAさんがいるとします

 

しかし何故かAさんは速くツインペダルを踏む必要がある曲を練習したりせず、

また速く踏む練習もあまりせず、

なぜかゆっくり1分間踏み続けたり、今の自分の限界でもなんでもない曲で練習しているとします

 

当然ですが、速く踏めるようには中々なりません

という話です。

多少機能向上して上がるかもしれませんが、やるべき内容はそれじゃないと。

 

バットをもっと力強く振りたいと思っているのにグラウンドを10キロ走っても仕方がない

もっと速くパンチしたいのにキックの練習をしても仕方がない

該当の行動に直接影響するようにトレーニングしないと仕方がないぞという原理です

 

今なにを強化しようとしているか?

 

トレーニングも練習も

今から何を強化しようとしているか?

が明確じゃないと、あまり強化されないかもです

 

何を強化しようとしているかが明確なら、

該当の筋肉に強く意識を向けたり、その動きに集中したりできます

その意識がフワフワしていては効率も下がります

 

腕を強化しようと考えていても、パワーを上げようとしているのか持久力を上げようとしているかでまた異なります

今どんな能力を高めようとしているのか?

これを明確にすることで特異性の原理を上手く活用できるって訳です!

 

ではまた続き書きます(*ˊᵕˋ*)