以前に「やる気が出ないのは難易度設定を間違えてるからだ!」という話や「努力したいなら食欲で作られたドーパミンを使いまわせ!」みたいな話をご紹介したのですが、そうゆうことを知ってもついダラダラしてしまう…っていう人向けの話が「タイムマネジメント大全」にあったので、今回はソレをご紹介します。
4ステップに分かれてまして、下記の通りです。
- とにかく1歩目を踏み出す
- イフゼンプランニングを使う
- 手順を具体的にして、小さくする
- 目的を明らかにする
この4つについて具体的に解説します。
ダラダラしてしまう人はこの4ステップで自分を動かせ!
1.とにかく1歩目を踏み出す
ココについては特別な内容は書いてないのですが、とはいえ実は一番大事だったりします。
というのもコレはちゃんと研究の結果有効であることが分かってまして、以前に「作業興奮」の話も書きました。
簡単に説明しますと、下記の通りです。
- 心理学者のクレペリンさんが提唱した研究
- 人間は現状維持が好きだから、何もしたくない状態をキープしたくなってしまう
- 作業をし始めると、作業している状態を段々キープしたくなってくる
- 一瞬で良いからとにかく手をつけるのが〇
こんな話です。
実際ボクもこれを意識しまくって日々生きてまして、効果実感しまくりなので、大切にしたらいいんじゃないかなぁと思っております。
2.イフゼンプランニングを使う
イフゼンプランニングとは、「もし〇〇だったら△△する」と決めておく自己管理の方法のコトでして、非常に効果が高いことで知られています。
簡単に説明しますと、下記です。
- ニューヨーク大学の心理学者「ペーター・ゴルヴィツァー」さんたちが研究
- クリスマス休暇前、大学生たちに「休暇をどう過ごしたか」についてエッセイを書くよう依頼した
- 片方のグループは好きなように書かせて、片方のグループには時間と場所まで書かせた
- 時間と場所を具体的に書いた学生は、提出率が2倍に上がった
このように、時間と場所を具体的に決めることで目標達成率が上がることが分かっておりまして、これはなんにでも応用できるグッドなやり方になります。
曖昧なまま「やらなければ…」と思うんじゃなくて、具体的にいつどこでどうするかを決めることで自分を動かせるようになる訳ですな。
3.手順を具体的にして、小さくする
この話もイフゼンプランニングと似てるのですが、「やる内容が具体的であること」と「やる内容が簡単であること」も、作業をサクサクやる上で大事なことが分かっております。
ボクらの脳の気持ちとしては、
- 手順が分からないことはやりたくないんだ…
- 難しそうなことはやりたくないんだ…
という感じなのですね。
それを、
- そうやってやればいいんだね!OK!
- 簡単そう!これなら全然できるよ!
という状態にしてやれば、やりやすいと感じられる訳です。
その上でやるべきことは、
- 手順を具体的にする
- 簡単だと感じるほど、タスクを小さく細かくする
ということです。
- このタスクは、まず書類をこうする、そしてPCでこうして、どこどこにどうする…
- 書類はまず三つに分ける、PCでこういうフォルダを作って、ここにこうして…
と、超小さい一つ一つの具体的な行動に分けてしまう訳です。すると、一個一個は超簡単ですから、難しいという気持ちが減ります。
何のタスクでもそうなんですが、本当に小さなタスクにまで分けると、難しいことってあんまり無いですよね。固まるから大きく見える訳でして。
4.目的を明らかにする
これは「なんの為にコレをやっているんだっけ…」を防ぐ為のステップでして、目的が分からないと人は困難なコトを続けにくいことが分かっております。
「コレを行うことで何をどうしようとしているのか?」をハッキリさせておいて、その目的が自分にとって良いものであるほどやる気だって付いてくるという訳ですな。
まとめ
- とにかく1歩目を踏み出す→作業興奮が起きるから
- イフゼンプランニングを使う→時間と場所を具体的に決めることで目標達成率が上がるから
- 手順を具体的にして、小さくする→脳は具体的で簡単なことを好むから
- 目的を明らかにする→目的が分からないとやる意味が分からなくなるから
今回の内容をまとめますと、上記の通りです。
ダラダラしてしまうとお困りの方は、どれか一つ試してみると良いんじゃないかなぁと思います。
特に①と②は強くオススメしたいですね。効きますコレは。
それではまた明日♪