「考えようとしている訳じゃないのに、色々な考え事が頭に溢れていて疲れる…。」
その症状を「モンキーマインド」と言います。頭の中でお猿さんが喚いているような状態ということです。
今回はそんなモンキーマインドの解消方法を書きます。
※今回の内容は下記の本を参考に書かせて頂きました。
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
脳を疲れさせるモンキーマインドとは?
脳というのは人間が人間である為に超重要な器官であり、そのエネルギーの消費量は大きなものです。
そのエネルギー消費量を更に高めてしまうのが「モンキーマインド」の状態。
序文で説明した通り、あたかも猿が喚いているように考え事が思考を支配していて、止めようと思っても止まらない、とても困った状態です。
このモンキーマインド状態にもしあるならば、脱出出来た際はかなりのエネルギーアップが見込めます。
モンキーマインドの解消法
「最高の休息法」によれば、モンキーマインドは「駅を通り過ぎていく電車」をイメージすることが手っ取り早い解決法とのことです。
今、ご自分がとある駅にいると想像して下さい。
そこに、「考え」というサルが乗った電車がやってきます。
電車はしばらく駅に留まりますが、ある程度すると発車し、また次の電車がやってきます。
この電車に翻弄されている状態が「モンキーマインド」な状態です。
しかし、「あぁ、これはただの電車で、自分は翻弄されることなく、ただ傍観するように見ていればいいだけなんだ。」と考えてみるのです。
「絶え間なく運ばれてくる考え」を「自分自身」と同化させず、「考え」と「自分」を切り離して、傍観者になってみるということ。
「駅が自分」で、「電車が考え。」
駅と電車はセットでありながらも別のもの。
どんな電車が入ってきても、それを自分だと思わず、他人事のように眺める。ただ眺める。
考えようとして考えている訳ではないことは、ただ向こうから電車がやってきただけ。そしてしばらくすると発車して去っていく。
自分はその電車に乗っている訳ではない。見つめているだけ。
以上です。是非試してみて下さいね。
最後に
僕は非常に分かりやすく実践しやすい話しだと思っているのですが、伝わりましたでしょうか。拙い文章で伝わりづらかったら申し訳ありません。
もっとシンプルに言えば、「考えていることと自分を同一のものとせず、別の存在とする。」ということです。
たったこれだけで…例えば「嫌な思い出を何度も思い出す」という時も、「うるさい猿が乗った電車がまた来たな…あ、発車して何処かに行ったな。」程度の感覚になってくるという訳です。
僕はこれをしばらくやってみたのですが、凄く効果がありました。
考えと自分を同一視していたのですが、なるほど、自ら考えようとしていることと、自然と浮かんでくる雑念は別だったのですね。
ただし、これはスキルと言いますか、慣れを要するとも感じました。
上手い人はもっと上手くかわせるはず。何回も何回もやって習慣づけると良さそうですね。
あと、本書の中には「呼吸」の大切さが説かれていたり、色々なトラブル時の心の整え方が解説されており、非常に興味深い内容となっています。
内容の解説方法も小説方式となっていて、ストーリーを楽しみながら学べるのもメリット。
気になる方は是非読んでみて下さいね。
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
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