そもそも仕事したくない問題を「新鮮さ」で解決できるか実験してみた

絶望する男性

そもそも仕事したくない。正直なところ、コレは本音だ。でも一方で仕事をバリバリする人に憧れる自分もいる!不思議な話だけど、コレも本音だ。例えるなら、筋肉ムキムキマッチョにはなりたいのだけど、筋トレはしたくない…みたいなイメージの話だと思う。

という訳で、今日は、そもそも仕事したくない問題を解決できるか実験しようと思う。

そもそも仕事したくない問題を解決できるか実験

前提条件:仕事しないという選択肢はなし

今日の実験の前提として、仕事はしたくないけど、仕事しないという選択肢はないものとする。仕事しないという選択肢はそもそも無いからだ。(しないと死ぬ。笑)

仮説:新鮮なコトがあれば仕事は楽しいしやりたくなる

いくつか原因を考えてみた。

  • 仕事時間が長いのではないか?
  • 仕事に慣れすぎたのではないか?
  • その仕事に興味がないのではないか?

色々浮かんだが、仕事慣れすぎ問題はあるかもしれないと思った。そこで、「不慣れな、新鮮なコトが仕事にあれば楽しくてやりたくなるのではないか?」と仮説を立てた。

具体的な実践内容:新鮮なコトを仕事に入れてモチベーションを主観的に確かめる

いつもやっている仕事に、どんな些細なコトでもいいから「新鮮さ」や「不慣れなコト」を入れてみる実験をするコトにした。

例えば下記のような形だ。

  • いつも使ってるフォント禁止
  • いつもと同じ構成禁止
  • いつもやってる曲調禁止
  • いつもの口調禁止

などなど、いつもの行為を禁止することで、強制的に新鮮で不慣れなコトをやらざるを得ない状況が手っ取り早いと考えた。「縛り」を設ける訳だ。

しかし、いつもいつも禁止していたら大変だから、コレ以外の何か一つでもいい、些細でもいいから新鮮なコトをやればOKとすることにした。

実験:カットしてはいけない動画編集

ボクは動画編集をする仕事をしているので、動画編集の作業内で縛りを設けてみるコトにした。具体的に「カットしてはいけない」としてみた。

動画編集においてカットは重要すぎて、むしろほとんどカットがメインじゃないかぐらいのところがあって、カットしてはいけないは非常に衝撃的な内容だった。我ながら。笑

という訳で早速やってみることにした。

このタイミングでのボクの気持ちとしては、

「おもしろそうだ!ソレはかなり難題だぞ!?できる気がしないが、やってみる価値はあるなwww」

という感じだった。笑

 

いつもだったら、動画の素材をソフト上に並べてから、まずはカット作業に入る。次に映像のズームすべきシーンをズームするなどして、BGMをつけて(予め決まっているけど)、テロップつけて、効果音つけて大体OK、みたいなイメージで進む。しかし今回はカットできない。いや、最初と最後の映像上の謎部分ぐらいは消すとしても、途中はできない。いつもだったら100回以上する作業ができない訳だ。

一体どうなるんだ!?と思いながら、とりあえず動画を並べてみた。で…どうしたらいいんだってなった。カットができないから、どのタイミングでテロップを入れるかとかの目印もカットではつけられない。

そうだ!マーカーはある。マーカーを付けるのはアリだ。じゃあまず最初にザッと素材を見ながらテロップを入れるべき箇所にマーカーをつけてみよう。

マーカーを付けてみた。コレでテロップを入れる箇所の目印はつけられた。カット作業が無くなるのでコレは楽だ。作業風景を見せる系の動画なので、意外とカットをしないのは見る人にとっても有難い部分があるかもしれない。カットすると解説ペースが早くなりすぎることがあるからだ。

しかし次の問題が発生した。雑音がカットできないことだ。ソコで、思いっきりノイズ除去エフェクトとかをかけてみることにした。クロマイノイズ除去というソフトを普段は40%以下のチカラでかけているが、100%にしてみた。すると、どうだ。驚くほどノイズが消え、もはや無音となった。静寂。しかし声のとこではエフェクトが弱まるので声は聞こえる。コレならイケないことはない。

当たり前だが、カットしてないので楽だ。そしてアレコレ考えているので脳には刺激的だ。うわ、流石にココをカット無しはしんどい…と思う箇所もあるから、逆におもしろい。

BGMとか調整レイヤーとかを載せたらなんかこう、なんとかなったりしないか?と思いながら上に乗せてみた。ん~!なんとかなる部分もあるけれど、どうしてもココはアカン…というところがある。

20分ほど作業しただろうか。今回の実験で発見できたことがいっぱいあって驚いた。あ、ココは意外とカットしなくてもイケるなってのも見つかったのと、ノイズ除去エフェクトを100%にするのが思いのほか良かった。これからは100%でいこうと思った。この発見は大きい。今後がラクになる。

と、こんなところで今回やったことの様子は分かったので、実験終了することにした。

そもそも仕事したくない問題は解決できるのか?

実験結果、毎日ずっとやっていることでも、新鮮で不慣れで興味深いコトがあれば仕事は結構楽しかった。あと、縛り作戦は新鮮さを簡単に作れるので良かった。

この結果が「そもそも仕事したくない問題の解決」に直接繋がるかというと疑問なのだけど、仕事を面白くする一つのTipsとしてはアリだと感じた。今後もやろうと思った。笑

他の職業で考えても色んなアイデアが浮かんでくる。例えばコンビニバイトで考えてみる↓

  • 1時間だけ笑顔で接客してみた
  • 1時間ボソボソ声で接客してみた
  • 品出し何分で終わるのか時間はかってみた
  • お客さんがいるのに堂々とマンガ読んでみた(怒られる危険性アリ、注意。)
  • お客さんがレジにいる間は片足立ち縛り
  • 制服の下がスゴイ変な服な店員さんやってみた

などなど、なんでもできそうだ。ただし、コレは短時間ならいい。流石に8時間労働となってくると、こんな小技も効かなくなると予想する。

そもそものところ、8時間は長すぎる問題が根深いとボクは思うのだ。実際、長い。同じことをやり続ける時間として、長すぎるのだ。

ただ、それの緩和策として今回のアイデアは良かった。新鮮さがあれば、ドキドキする。どうしようと思う。仕事がゲームっぽくなる。

それはおそらく、些細な新鮮さでもきっと味わえる。

根本的解決に至らなくても、細かな改善が100も重なれば「仕事したい」に転換することもあるかもしれない。1つの技で倒す敵ではなく、100の技をかけて倒れる敵かもしれないという話だ。知らんけど。

という訳でまた実験します!ではまた明日♪