「2割の努力が8割の成果を出している」は本当なのか一週間試してみた

ボクは勝間和代さんという方のYouTubeをよく見ているんですけど、勝間さんの動画って短い時間で有益なことを話してくれるのですごい有難いんですよね。で、編集とかせずにそのまま出してるので、ゴリゴリに編集してある動画よりもなんか見やすいというか、身構えずに見れるというか、まぁそんな感じなんです。

で、そんな勝間さんが先日、手抜きした方が良いよねっていう内容の動画を出しまして。

手抜きは正義。手抜きは力。成果が変わらないか、より良くなるのでしたら、周りの声を気にせずにどんどん手抜きをしましょう。

 

格言めいたことを書いてあるのがまたいいなぁコレ。

で、この動画の中で、「2割の努力が8割の成果を出している」っていうことを言ってたんです。なんだったかな。パレートの法則とかなんかそういう法則で出てくる話だったと思う。

これ、よくよく考えたら事実かもしれないなって聞いた瞬間に思いまして、料理にしてもドラムの練習にしてもブログ書くにしても、2割ぐらいのチカラで8割ぐらいまで重要ポイントは抑えちゃってる可能性あるなと思ったんですよね。

そのあとの8割のチカラで、例えば誤字を直すとか、見出し作るとか、画像がどうとかまぁ色々やってるなと。ダーっと書く分には2割ぐらいのチカラでやっちゃってるよなぁと改めて振り返ったんです。

という訳で、じゃあ2割の努力で止めて、あとの8割のチカラは出さないようにしてみよう、そしたらどんな気持ちになるのか、どれぐらい疲れなくなるのか試してみようじゃないかと思い、とりあえず1週間やった様子をこの記事に記録しておくことにしたのです。って訳でスタート!

(ちなみにこの前置きもすでに2割のチカラモードになってます。勝間さんは音声入力なので、おそらくもっと少ない労力でこれを書き終える。)

「2割の努力が8割の成果を出している」1日目

今日も動画を撮影して、あとはサブサブCHにも動画をアップしてってしてたのですが、まず動画の撮影については何本もとりわけるんじゃなく、一発で撮りました。何回もセクションを分けて撮っていった方が当然クオリティは上がるんですけど、努力量に比例する訳じゃないので、最初の一発目が一番、費用対効果が高い状態なんですね。もちろん、一定のクオリティは必要ですが。

ただ、動画撮影前にはしっかり練習しました。一発で終わらせる気でいるので、それまでの準備をしっかりした訳です。とはいえ譜面をチラ見しながらやったので、記憶にリソースを使った訳でもなく、中々この2割のチカラで8割作戦が上手くいったと感じた内容でした。今のところ良い感じですな。

で、上の画像が今日アップしたサブサブCHのサムネなんですけど、普段だったらこの写真、もう少し明るく調整するところなんです。でも、その手間をかけるんじゃなく、いつも使ってるフォトショの型に写真をハメこんでバッと出して使いました。おそらくなんですけど、多少はもうこの写真、明るさとかイジってあったはずなんですよね…まったく何もやってなかったなら流石に調整したのですが。すごい差が出るので。

で、その意識のおかげでアップが早かったのと、今回の動画はヨメ様が編集したんですけど、気になる箇所のお直しをお願いするとすんごい時間かかるので、しかもソコは見る人からしたらさして気にならない可能性があるところだったので、お直しせず、ヨメ様からもらった動画をそのままアップしました。

冷静に今考えてみると、今回はそのままいっちゃって、問題点だったところは伝えて、次回そうしてもらえばいいんですよね。そしたら余計な手間はかかりませんし、実際視聴者の方にご迷惑がかかる訳ではありませんし…完璧主義っちゃう人間なので、このやり方は非常に良いなと感じております。

あと、サブCHにもドラム動画を今日アップしたんですけど、まだ限定公開状態なんですけど、それも実は少しミスがあることに気がついたんです。でも直しませんでした。視聴者の方が困る内容ではなかったからです。ボクのこだわりというか、あ。ココが気になる…ぐらいの話だったので。

でも前のボクだったら絶対直してただろう部分でした。コレは大きな変化です。という訳で引き続きやってみます。

心配なのは、明日書き忘れないかということ…前の柿記事は毎日柿の姿が目に入ってきたので、忘れようがなかったんですよね…。忘れないでくれ明日の自分…。

「2割の努力が8割の成果を出している」2日目

20201018のなお1

今日は日曜日で、嫁が街に行きたいと言ったので、ダラダラと街中で過ごした。特に手間がかかる作業があるような日ではなかったため、この実験内容を試すシーンがなかった。ただ、色んなお店に行ったりして、おもろいと思ったことは写真に撮っておいた。それを今ブログ記事にしていたのだけど、ここでようやく、手間がかかり始めた。

まず、ブログもYouTubeも、サムネ、アイキャッチ画像というのが大切だとよく言われている。と思う。そのはず。最初の画像のインパクトで、その記事や動画が見てもらえるかが決まってくる訳だ。そこから序文を見てもらって…という流れなんだと思うんだけど、このサムネ画像だけは適当にしてられないなということで、フォトショに入れて作った。

ただ、このフォトショに入れてあーだこーだするにも、型さえ作っておけば写真をはめこんで書き出しするだけなので簡単だ。今回は少し型作り作業があったので手間はかけたが、こういう手間は後々の手間を減らしてくれるので、良しだと思う。

で、本文の方は誤字をおそれず、改行も気にしすぎず、ダーッと書いた。余分な文章もあるだろうけど、とにかく頭に浮かんだ言葉をガツガツ文字に変換した。あとでプレビューで見た感じ、ムダな文章多い気はしたけど、そのムダな文章のおかげで、ただの情報が記載されている記事ではなく、読み物としての記事になっていたようにも感じた。なんだろう、今までは記事の役割が少し変わった雰囲気…に見えた。人間性がゴリゴリ出ていた。はずい。

2記事+この記事の更新で、1時間くらいかかっただろうか。もし今までのように、ここから誤字チェックして、太字のとこ調整したりして、あーだこーだとかやってたら、無限に時間かかっただろうと思う。1時間で済んだのはスゴいことなはずだ。

そして、もし今日出した記事がそれなりに見てもらえたなら、このサクっとした手間、いや実際は結構バリバリはやっているんだけれども、集中して短時間で作ったこの効率の良い努力が正義だということが証明されるなぁと思った。

そう、ダラダラ長時間ではなく、これは短距離走を突っ走るような努力だと感じているのだ。ガーっと一発で走り切る!って感じだ。明日もそんな意識でいきたい。

「2割の努力が8割の成果を出している」3日目

今日も意識して過ごしまくった。このサムネの写真選定も、サクっと行った。いや、サボった訳じゃない。今回の動画は総じて映りが悪く、どのシーンも別に好きでは無い雰囲気だったので、つまりはどこを使っても満足することはないと悟り、サクっと選んだのだ。

おそらく前だったら、そんな中でも良いものをと探したんだろうけど、ムダに終わる気がする。そんなことを頑張るより、次への労力をかけた方がいいだろう。今回の反省点を活かして。とりあえず証明とかもろもろ悪かった。髪も。

あとは、今日はよく寝た。睡眠不足状態になってたみたいで体調がおかしかった。それでもやるべきことが色々あるからと踏ん張ろうとする心境になったけれど、これは確実に効率が悪い、というかそもそもコレは不幸せだと思って寝た。ガッツリ寝たら元気回復しまっくって、良い感じに撮影出来た。あぁ、やはり睡眠は正解だなと思ったし、睡眠をちゃんととって、2割を全力疾走して集中するのがとても良いやり方だなと思った。

「2割の努力が8割の成果を出している」4日目

苔玉スモト君紅葉のまき

今日は何を二割で抑えられるだろうかと思っていたけど、疲労感からかいまいち思いつかないまま、夜まで過ぎていった。いつものように頑張れないまま、しかし頭だけは動かせるので、人に連絡を取り、今度東京行く際に会う人を3人、アポを取れた。

そんなこんなで夜になり、お風呂に入りながら、ドラムの練習時間が今日は少なかったな、別にまだ時間はあるんだし、お風呂から出たら少しだけでも叩こう、と思って、お風呂から出たら扇風機を浴びながら叩いていた。

お風呂に入ったあとだから、汗をかきたくなくて、力を抜いて叩いた。力は抜くけど、変なクセがついたら困るから、それなりに鋭く音は出さなきゃいけないだろうと考えつつやっていた。あと、力は抜いても、体は楽でも、魂は、気持ちは込めるべきだと思ってやった。

そしたら、あれ…?この感じなら、イイ感じに長く叩けるかもしれない、となった。2割のチカラで8割の成果を生めるかもしれない、と。

ボクは熱量を感じさせる演奏者が好きなのだけど、その熱量はチカラを入れたかどうかではなく、気持ちを感じれたかどうかだと、最近仮説を立てた。チカラが抜けていても、そこに込めた想いがあって、どういう風なドラムを響かせたいかのイメージがあって、決してダラダラ叩いてる訳じゃなければ、かっこよく見えてる…気がしていた。

あと、お風呂上りというのもあってか、しばらく叩いてるウチに体もアタマもフワっとしてきて、まだ叩けそうだったけど切り上げた。ここからは辛い努力モードに入ってしまうな、と察した。辛いことは、2割以上の領域な気がした。そして、辛いことをやればやるほど、それは辛いことであると脳が覚えるのを避けたかった。ドラムは楽しいことだと思っていたい。

「2割の努力が8割の成果を出している」5日目

今日はお隣の方に、画像のカキを頂いた。小さいけれどと言ってくれたのだが、その気持ちが非常に嬉しかった。

で、とても嬉しかったのでツイートしようと思った。それで上の写真を撮ったのだけど、待てよと。このツイート、誰が嬉しいんだと立ち止まった。いや別に気軽にツイート出来るタイプならそれで良いんだけど、実はボク、ツイートにめちゃくちゃ時間がかかるタイプなのだ。余分な文章は無いか、もっと詰め込めないか等、色々考えてツイートするので、すごく大変。

そんな大変な思いをしてツイートしたのに、自分も含め、だれも喜ばないし、なんの変化もおきないし、ただ空を切る…?まて、これはいけないなと、ツイートするのをやめた。お陰、ツイートするのに疲弊するのを防ぐことが出来た。

合わせて、ツイートについて考えた。全てを窮屈に考える必要もないのだけど、ボクみたいなカチカチ人間の場合、ある程度カタチを決めた方が楽だ。そう、誰かが喜ぶ、もしくはボクの活動にとって重要なこと、あるいはどちゃくそ嬉しい時(大事件)の時など、ツイートする労力に合う何かがある時に絞った方がいいなと思った。

これもまた2割の発想だったんじゃないかと思う。カキツイートは、おそらく、ムダな8割に消える労力だっただろう。いや1ツイートで何を大げさなって話なんだけど、冗談抜きでボクは1ツイートするのにすごいチカラ込めてしまうのだ。

あと、今日の練習で気づいたのが「録音して確認するとダメなことが明確に分かるので、すぐに修正出来る」ということで、撮影だけじゃなく、音を録って聞くことがより効率的な練習に繋がると確信した。つまり、練習する時は常に録音しては確認して、こうしたらいいんじゃないかと仮説を立てたりイメージを練って、またプレイして録音して確認して…この流れを繰り返す、即座にフィードバック→修正のカタチを作ることが良いと思ったのだ。

で、これも2割で8割のチカラを生めると思った。録音するのなんてさして労力じゃない。気持ち的には少し億劫な部分もあるが、それは慣れてないだけで、作業的にはラクだ。録音して確認せずに練習すると、ただ手足を動かす時間が増えて、「今出来てるのか出来てないのかが分からないまま」に時間が過ぎていく。

そうではなく、録音して、聞いて、何がどう出来てないのかを把握して、次はこうしてみようと試す。これがとても大切だと。いや同じこと言ってるな←

おそらく、コレを行うことで今までの2~3倍の効率を出せるだろう。しかも、確認する為に聞いてる時間は手足を動かさないから、体力の消耗も少ない可能性がある。意思は使うが。

明日も頑張る。

「2割の努力が8割の成果を出している」6日目

今日は思いっきり失敗してしまった。2割以上の努力をすることをひたすら考えてしまったのだ。もっと手間をかけて、もっと素敵に、もっともっと…。

今思えば、なんてことを考えていたのだ、と思うのだけど、考えているときは夢中だったし、それが正義だと思ってたので分からなかった。今日考えていたのは、動画の背景のこと。もっとこうしたら素敵なんじゃないか、毎回雰囲気をイジって、角度を変えて…。

いやある程度の手間はかけて視聴者さんに喜んでもらいたいのだけどゴールから逆算した時の最短ルートから外れてしまうのは良くないだろうと。お前は一万時間練習した記録をする男だろうと。道を外れると本当に訳分からなくなってしまうから危険だ。

しかし、背景に納得いってないのは事実で、まだ心にしこりがある。どうすれば…見てて楽しい雰囲気になるだろうかと思う。ただ、そうは言っても、考えまくって、こうして一日が終わっていてはいけない。数日するウチにふと解決策が舞い降りてくることが多々ある。考えすぎは2割を超えている。

とにかくザクっと仮説を立ててしまうことが大切だ。うん。あ~え~あ~和室にいるのだから、和室を活かそう。和室を活かして、色はビビッドにした方が刺激があって楽しいだろう。そう、色を変えて雰囲気を変えよう。あと光を増やそう。光が多いほど見てて楽しい感じになる。以上!色を変える!光を増やす!試す!

 

その後、そうだ、悩むんじゃなくて、さっさとプロトタイプを作って結果を確認し、それが良ければ実行すればいいんじゃん!とうい結論になり、速攻でイメージを画像化した↓

いつもの部屋を、赤と黒で塗りつぶした。ホラー感あるが、みやびな和室をイメージ。

これにクロップとテロップを入れて、一気に雰囲気を出す。もうこの時点で、コレでいったらいいなと思えたので、テストは上手くいった。

赤と黄色の組み合わせは非常に派手なので試してみた。これもまぁ悪くない。

英語曲の場合もイメージしてテキストを入れてみた。うん。これもいい。部屋がそもそもサマになっていると、何しても上手くいく。

部屋の色、雰囲気を整えておけば、きっと映像もとても映えるだろう。一回努力しておけば、後が全部ラクになる訳だ。おいおい、最高じゃないかそれ。

ヨメもOKってラインを送ってくれたので、これでバッチリだ。夫婦の決定は片方ゴリ押しは良くない。中々落としどころが見つからない時も、双方が納得いく答えを見つけるまで我慢するのが大切だと、結婚生活で学んだ。

そうこうやってるウチに夜中だ。寝る。

「2割の努力が8割の成果を出している」7日目

いかに労力を低くして、視聴者の方に素敵なものを届けるか。それを考えて、このやり方は良いかもしれないと思った撮影・録音方法を試した。結果、それなりに上手くいったように思う。その曲が、上の画像のイッツマイライフという曲。シンプルで素敵な曲だ。

で、問題はそこからだった。ある程度素敵なものとなったが、フル尺で撮らなかったのが1点。そして、叩く身としては凄くムズかしかったのだけど、聞く側としてはただのシンプルな曲を叩いてる風にしか感じないのが1点。この2点から考えて、これはメインCHにアップしない方がいいかもしれないと思ったのだ。なんだろう。完璧主義からすると、完璧じゃないものだったのだ。

で、いつも通りサブCHにアップするか~と思ったのだけど、待て、これは完璧主義が悪い方向に働いてるだけで、本当はメインにアップした方が良いのでは…?と悩み始めた。時間のコストを消費し始めた。今思えば。

2時間くらいアップするかサブにするか悩んだ結果。サブにアップすることにした。理由は簡単。ハッキリとコレだと思えないものは全てノー。そんなエッセンシャル思考からだった。89点以下は0点と同じという高い基準だ。そして今回のものは89点以下のものだ。だから、サブだ。

完璧主義にとって、ルールや判断基準というのは、脳のエネルギーを節約するのにとても役立つ。というか、ソレがないと生きていけない。ハッキリ確信できないものはノー。なんと分かりやすいのだろうか。悩んだものはノーなのだ。最初に確信するかしないかで判断するのは、つまりは2割の労力で決定させるみたいなものだ。そこから8割のエネルギーを使って、調査するだの、人に聞くだの、なんだのかんだのしても大した成果は出ないだろう。この2割で終わらせるのだ。

まとめ

という訳で、一週間が経ちました。実験のお陰でとても良い週になりましたね。

今、記事の最初から全て見返したんですが、なるほど、やっぱり2割のチカラで物事に取り組むっていうのは正しそうだなぁと思いました。というかそもそも、2割のチカラで終わりとしてもいいことって、それで良いんですよきっと。で、2割で終わらせる訳にいかないような内容って多分あって、それって自然とチカラ注ぐんですよ。

あと、2割で終わらせても、やっぱり成果は2割以上あるって感じましたね。すごいお得だと思います。倍はあるんじゃないか、最低でも。4~5割はあると思う。勝間さんは8割って言ってたが…場合によるのかなぁ。仕組みにもよる気がする。

という訳で、この2割のチカラで作戦は引き続き継続してやっていこうと思います。長々ありがとうございました。何か参考になれば嬉しいですなぁ。

そして、次はどんな記事を作ろうかなぁ。人間の普遍的な欲求…でも調べてまとめてみようかなぁ。それ面白いかもしれないなぁ。