最近「1日に改善をこころみるテーマ数を1つにしてみよう」と決めて過ごしてみてます。
結論、ボクのような脳がゴチャゴチャする系の人にはとても良い方法です。
その日に複数同時進行させるデメリット
成長意欲があると、複数個を同時進行させたくなります。
アレにもコレにもソレにもメリットがあって、どれも身についたらと考えます。
しかしその結果、どれも中途半端になるというパターンがよくあります。
そしてそれ以上に困るのが、ボクのような脳の中ゴッチャゴチャ人間はシンプルなシステムになってないとパニくってアタマが崩壊するということです。
仕事で1テーマ集中を試した結果
仕事で最近、いくつかの改善すべきコトがありました。
どれを改善して学んでも効果があります。
どれも触りたくなります。
そこをこらえて、「今日のテーマはコレ。今日は徹底的にコレ。」と決めて、その日はソレを改善することに集中しまくり、調べ、実践しまくってみたのです。
すると、その日にもとても良い感触を感じられたのですが、翌日になってもガッツリと染み込んでいたんです。
「昨日でアレは完全に改善した。オレは昨日、間違いなく1歩成長した。」という感覚がありました。
複数個を0.2歩くらい進んでると、1歩も進んでないような気がする日が多くなります。
でも、1テーマに集中して確実に1歩進ませると「進んだ感」を確実に感じられて、この「進んだ感」が次のモチベにまたなってくれると感じました。
ドラムも1テーマ集中を試してみた
ドラムに関しても同じようにやってみました。
基本的なコトは一瞬だけパパパーっと触って(ホントに一瞬というか1回レベルで)、その後に「今日は絶対コレをレベルアップさせる」というテーマをガッツリ取り組んだのです。
具体的には「ここの部分を500回やる」みたいな感じです。
いつも通り、タイマーをセットして始めました。
1回やるごとに「いち…に…」と数え、100で一息。
200…300…。
1回やるごとに2小節ぐらいは食いますから、合計1000小節ほど。
ただ繰り返すのではなく、1回1回気にしながらやりました。
「ここのダブルをもう少し繊細に…」
「ここが少し遅れ気味…」
「ここのHHとバスをもっとキッチリ揃えて…」
そうこうして500回。(時間かかりました)
やり始める前と後ではもう全然ちがいます。
どちゃくそ成長しました。
そして翌日。
昨日やった部分をちょろっとやってみたら、サクっとできたのです。
500回も繰り返したフレーズですから、そりゃカラダも覚えてますよね。
本当はまだ詰めたかったので、もう500重ねるかと思ったのですが、撮影のために曲を覚えパターンを考えなきゃいけなかったので、その日はテーマ変更しました。
「今日は撮影曲のイントロ・A・サビのリズム3パターンを決めよう」をテーマとしました。(1コーラスだけ撮影の予定)
数えてみたら、その曲は1コーラスで46小節。
「46小節なら、50回やるか」と決めて、カウントアプリで1曲流し終える度に数えました。
合計で2300小節。
パターンを決めながら、ちょこちょこフィルも決めながらで「こうじゃねぇなあ、そうじゃねぇ」とひとり言を呟きながら決めていきました。
カホンをやる日はカホンを
翌日。
昨日はドラムパターン決めでしたが、カホンでやる可能性が高かったので、この日はカホンでのパターン決めをすることにしました。
ドラムはちょろ触りしかせず、この日は徹底的にカホン集中です。
カホンの方がアプローチがシンプルになる(ボクにはそもそも引き出し・バリエーションが無かった)ので、パターン自体は早めに決まりました。
ただ、音色が少ないのでフィルの広がりが上手く出せず、フィルだけは悩みましたがなんとか決定。
この日も「よし、今日はコレを決めれた。間違いなく成長した!」という気分で終えられました。
武井壮さんの記憶術
そんな感じで「1日1テーマ」をやってみて感じたのが、「1テーマ集中は翌日にアタマに残りやすい」ということです。
人は寝ている時に、日中の記憶を整理して、覚えておくべきことは長期記憶へと変えたりすると言いますが、多テーマを取り組むと記憶が混雑してしまうのではないか?とも思いました。
そういえば以前、勉強の方でも学年1位を取っていた武井壮さんが
「30分くらい勉強したあとはすぐに10分くらいパタっと寝るのよ。そうすると記憶に残りやすくなるから。勉強したあとになんかやったりすると記憶の邪魔になるからやめた方がいい。」
みたいなコトを話してたのも思い出して、「あ~そういうことか。」みたいな腑に落ちる感じもありました。
梅原大吾流・毎日1つ成長
また、プロゲーマー界のパイオニア、梅原大吾さんも
「毎日1つ、確実に成長させることを大事にしてんのよ」
という話をしていたことがあります。
「今日はコレ」というテーマを決め、それを徹底的にやるのが習慣みたいで、大吾さんの場合は「累計2万回」が目安となっているそうです。
なので、大会が開かれるまでの日数を数え、大会用のワザを1日700回×30日間ほど繰り返し練習して挑んだりするそう。
いわく「そんくらいやるともう全然違うよ。全く違う。」とのこと。
脳ゴチャゴチャな人にオススメできる
もちろん毎日やっておかないといけない基礎的なコトってあるので、それはサクっと最初に触ります。
それはきっと皆も一緒なはず。
ただその後。
あれもこれもやるか、1つのテーマに全振りするか。
人によるんだろうと思うんです。
ただ、ボクはこの「1テーマ集中」がとても合うようで、しばらくそうして仕事にもドラムにも取り組んでみてるのですが、確実な成長を感じているのと、シンプルな形ですので混乱感もありません。
頭ゴチャゴチャ人間だ~と思う方は、もしよかったら試してみて下さい。
終わり!