【要約メモ】ヤル気の科学(イアン・エアーズ著)

 

「ヤル気の科学」という行動経済学の書籍を読みましたので、要約してメモしておきます。

タイトル通り、やる気や、自分にどうやって良い行動をさせるか?について学べる本です。

 

行動経済学ってなんぞ?という方向けの説明はコチラ↓

行動経済学とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である。

うん、これじゃ分かんないですよね。

…まぁあまり気にしなくて良いのです(*ˊᵕˋ*)w

 

内容の要約

  • コミットメント契約を使って自分を操作できる
  • マシュマロの上に覆いをかけておくだけで、子供たちは倍以上、食べるのを我慢できる。見ないだけで効果がある。
  • すぐ欲しい自分を「ホーマー」。論理的に辛抱する自分を「スポック」。
  • コミットメント契約を使ってスポックでいられるようにする
  • ついマインスイーパで遊んでしまうなら、pcからマインスイーパを消しておくのが効果的な作戦
  • 飲酒を不快にする薬で禁酒
  • 選択肢を何かしらの形で消してしまうのが◎
  • 厳しすぎるムチは長続きせず、反動が起きる
  • 公言すると続きやすく成功しやすい
  • ダイエットに失敗したら、水着で公演する宣言など、恥ずかしさは使える
  • 多少の失敗を良しとする柔軟な計画が継続を生む
  • 目標を小さくするほど成功確率が高まる
  • 適切な困難さと柔軟性がポイント
  • 困難すぎるコミットメントは破綻する
  • 一つ中毒を抑えると、他の中毒症状も抑えやすい(タバコなど)
  • 自制心は限られたエネルギーであり、クッキーを我慢したあとは他のことを頑張りにくくなる
  • 禁煙できなかったら預金が寄付されるシステムで禁煙成功率アップ

 

感想

 

「考える余地があるから迷うんだ。そもそも悪い選択をする選択肢を消してしまうのがポイントなんだ!」

ということを改めて思い出させてくれた本でした。

 

行動経済学的なこの学びは以前から何回も触れていたんですけど、まだまだ染み付いてなかったようで、

「あ!そうだそうだ!こうしたら良いんだよな!」

と思いながら読んだ感じです。

 

ちなみにこの本では禁止する方向の話が多かったように思うんですけど、逆の方法もあります。

望ましい行動をとりやすくするんです。

 

例えば、PC作業を毎日やろうと思ったら、PC作業にすぐにとりかかれる環境を作っておくのが大事。

作業開始までに時間がかかる、たったそれだけで行動しなくなることが多々あるからです。実体験的にも。

 

行動経済学は学んで損のない知識だと思いました。

ではまた!