「人間の欲望の種類や段階」などを一週間かけてまとめてみた

人間の欲望

人の欲望を上手くつつける人が勝利している

と、唐突に思ったんです。人には無限に欲があるじゃないですか。で、その欲を満たしたいと思ってると。その欲を満たしてくれる人についていくし、満たしてくれるコンテンツを見たり買ったりして、逆に、見て欲しい、買って欲しいものがあるなら、その欲を満たせるモノを作って皆様に届ければいいですよね、という話になるなぁって。

勝利って言葉はちょっとどギツい表現だったんですけど、要は上手くいってるというか、こうしたいって描いてるイメージを具現化できてるだろうなと思ったんです。

そして、ボクもこうしてブログを書いたりYouTubeをやったりして発信者生活をしているなら、誰かの欲をちゃんと満たしていかなきゃいけない。となると、そもそも欲ってどんなものがあって、どんな段階があってとか、欲望について詳しくなっといた方が良いんじゃないの?って思った訳です。

という訳で、今日から一週間かけて「人間の欲望について」を調べてまとめてみたいと思います!!!!

1日目.人間の欲望の種類、数

まずはザザっと、いくつかのカテゴリ訳で欲望を並べてみましょうということで!

人間の三大欲求→食欲、睡眠欲、性欲

五大欲求→食欲、性欲、睡眠欲、自己顕示欲、自己実現欲求

五欲→財欲、色欲、食欲、名誉欲、睡眠欲

七欲→食欲、金銭欲、物欲、色欲、権力欲、名誉欲、睡眠欲

マズローさんの欲求説→生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求

マレーさんの唱えた欲求リスト39→吸気欲求、飲水欲求、食物欲求、感性欲求、排尿・排便欲求、性的欲求、呼気欲求、授乳欲求、暑熱回避欲求、寒冷回避欲求、毒性回避欲求、障害回避欲求、獲得欲求、保持欲求、保存欲求、整然秩序欲求、構築欲求、承認欲求、達成欲求、顕示欲求、優越欲求、不可侵欲求、防衛欲求、屈辱回避欲求、反動欲求、支配欲求、服従欲求、模倣欲求、自律欲求、攻撃欲求、屈従欲求、対立欲求、非難回避欲求、親和欲求、養育欲求、援助欲求、拒絶欲求、認知欲求、説明欲求、遊戯欲求

いや~人間の欲ってめちゃくちゃありますねホントに…欲深いですね…w

で、見てもらえば分かる通りなんですけど、マレーさんの39の欲リストがダントツに数が多いんですよね。ただ、これはかなり細かく言ってみたって感じで、大きく分けるとマズローさんの欲求が一番分かりやすいかなぁって思います。基本的な欲としては三大欲求ですかねぇ的な感じかな?

個人的にはマレーさんのリストがめちゃくちゃ面白かったので、リスト名のところはリンクにしておきました。興味ある方は見てみて下さい。それぞれの欲求を砕いてシンプルに言ってくれてます。例えば、最初の吸気欲求は「空気を吸いたい」みたいな感じです。次が水を飲みたい、次が食べ物を食べたい…みたいな感じですね。

ボクが求めていた内容はかなり細かい内容だったので、マレーさんのまとめは有難かったですねぇ。大きな面を見て、細かい点も見てっていうアレが大事だと思うので、この細かさは感謝です。

2日目.人間の欲望と本性

人間の欲望なんて書くと、なんかスゴイどろどろとした感じがするじゃないですか。いやらしい感じというか、ドス黒い感じというか!でも、欲がない人間って存在しないというか、欲が無いなんて状態はおかしい訳です。

で、過剰な欲は犯罪に繋がることもあるので、そういう欲をもたないように制限されている場合もありますよね。なんだろう。ちょっとエッチな関係の話とかでそういうのあるイメージかな?あと麻薬とか?

でも逆に、欲望を適切につつくコトで経済がちゃんと回っていくっていうのもあるので、適度に欲をかいていきましょ~というのが現状の仕組みということです。欲が社会を回している!

ただですね…ちょっと心の片隅に置いておきたい考えもあるのでご紹介しますと、今書いた話って人間だけの話じゃないですか。で、この人間世界の欲を満たす為に、実は他のものが恐ろしいほどに犠牲になっているよね、という部分がある訳でして、それが分かる動画が下記です…。

MAN

 

なんと強烈な動画なのでしょう…しかしコレが真実ですよね。でも、生き物は生き物を食べて生きるものであり、ボクら人間は今、頂点にいる訳であり、おかしなことではないようにも思います。

ちなみに、かつての世界最高の大富豪、ロックフェラーさんの例でその欲深さが分かるのですが、ロックフェラーさんは何十兆円も持っていたのに、死ぬ間際に「お金はいくらあれば満足ですか?」と聞かれた際、「もう少し欲しい」と答えたそうです。いや、何十兆円で買えないものなんてもう無いし、使いきれない金額であることも分かってるでしょうに、まだいるの!?!?と驚くばかりですが、きっと人間、こんなものなのでしょう…。

3日目.人間の欲望の段階、順位

欲望は全て同時に起こる感じじゃなくて、順番というか、段階がありますと。で、まず最初にボクたちが欲するのが生理的な欲求だとされてます。

生理的欲求は下記のような欲。

  • 食べる
  • 寝る
  • 排泄する

みたいな、本当に基本的な部分ですね。これが出来ないとマジで死ぬ的な!

で、次に安全を求め始めます。

  • 敵に襲われないようにする
  • 雨風をしのぐ

ここまでがベースとなる欲求で、おそらく全日本人はここまでは満たせていますよねと。

そこから、社会的な欲求や承認欲求が出てきます。

  • 認められたい
  • 愛されたい
  • 褒められたい

どこかのグループに受け入れられて、愛されたいという人間関係の話になってくる訳です。ややこしい部分はここからですよね…問題の解決がムズかしくなってきます。

全員が全員、チヤホヤされたいと。しかし、現実、そんなことにはならない訳です。

さぁ、それを経て、つまり衣食住もバッチリーの皆にワッショイワッショイされた末に出てくる欲が、自己超越の欲求だとされています。

これは愛されたいから何かをやるんじゃなくて、愛され無くても別に構わないから、自分はこういうコトをやりたい、こういうヒトになりたいといった欲求です。もう愛されまくったんで、愛はいらないのですな。

で、この欲求の段階を考えたマズローさんが言うには、この自己超越の段階まで来る人は50人に1人、つまり2パーセントぐらいとのことです。確かに、皆にチヤホヤされて愛されてみたいな人はそう多くありませんし、その数字は結構納得いくとこかもしれません。

4日目.人間の欲望と哲学

哲学では、欲望について色んな扱いがされてるっぽいですね。ただ、欲望って全く無い状態には出来ない訳でして、欲望は悪だ!と決めつけるような哲学はあまりなく、ただ、コントロールはちゃんとしておこうよ、という話になってるみたいです。

コントロール下にある適度な欲望だったら、別に誰も傷つけないし、自分が破滅に向かうこともないんだけど、コントロールを超えて…イメージとしては、酒を飲みすぎて完全に人に迷惑をかけるレベルの酔っ払いのような、本当にコントロール出来てない状態…そんなコトにならないようにしようよ、という話なんですね。

あと、欲求っていうのは、例えばお腹が減ったという欲は食べれば満足するんですけど、底知れぬ欲望的なものは要注意ですって話で。本当に、どこまでいっても欲が尽きない内容ってあるじゃないですか。お金とかがそうかなぁ。性欲もか?

この底知れぬ欲望をつつきまくって商売をするとスゴい儲かるイメージがありまして、メンタリストDaigoさんも、エッチな話と人生成功する話とをよくしてますよね。おそらく、広告とかでもそういうのがあると思うんですが、人の底知れぬ欲望をつつけると、きっと商売的に良いんだと思います。

発信する側になった時はソコを使って、受け手側の時はソコに注意した方が良いんだろうなぁ、という話です。

5日目.人間の欲望と仏教

え~仏教的には三つの階層があるそうで、無色界・色界・欲界に分けられており、ボクら欲望をもった人間たちは欲界にいるとのことです。で、それを悪いコトと言っている訳ではなくて、ただ無欲に近づいた方が良いよね、という話にはなっていますと。そもそも仏教的に、人間っていうのは欲の塊って感じらしいから、欲0ってのはあり得ない話。

この無欲に近づく流れとして、欲をおさえこんで我慢してっていうんじゃなくて、欲から解放される感じを推奨してるみたいですな。

欲が完全に消えるってことは無いので、少な目の欲で、足るを知って生きていきましょ~という話として「少欲知足(しょうよくちそく)」ってことが推奨されてます。漢字の通りですね。で、欲が少なくて、かつ少ないもので足りてると思えるってことは、頑張りすぎなくても穏やかに過ごせる訳です。ちょっとで満足できるのですから。

コレはすっごい賛同オブ賛同でして、ボクはこれをそれなりに実践したので、今のある程度自由な生活があると思ってます。欲の分だけ頑張らなきゃいけないとなるとホントに大変。

ただ、大乗仏教の中では欲は良いよねっていう思想があるみたいで、なんなら欲があるからこそ良いみたいな部分もありますと。行き過ぎた欲は「貪欲」と言って、ソレは良くないんだけど、適度な、適切な欲はOKって感じ。

6日目.人間の欲望についての名言

私たちが航海している人生という大洋では理性は羅針盤となり欲望は嵐となる。アレキサンダーさん

渇きは飲物によって欲望の熱は征服の満足によって癒される。アミエルさん

望みが少なければ少ないほど平和が多く求められる。ヴェルレーヌさん

真の欲求がなくては真の満足はない。ヴォルテールさん

欲望は「所有」というコートが覆い隠すに足るほど大きくないところの、ますます大きくなる巨大である。エマーソンさん

強欲を棄て去りたくば、その母たる贅沢を棄てよ。マルクスさん

望んでいたものを手に入れたと思い込んでいるときほど、願望から遠く離れていることはない。ゲーテさん

より多くもつことよりも、より少なく望むことをつねに選べ。ケンピスさん

私がひとつの欲望を持つ限り、私は生きるひとつの理性を持つ。満足は死である。シェイクスピアさん

飢えた犬は肉しか信じない。チェーホフさん

より大きな財貨を持ちたいという欲望は、いっそう多くの支出をしたい衝動に駆り立てる。デューゼンベリーさん

 

ザザーっと面白いなと思った名言をピックアップして並べてみたのですが、

「欲がなくなることはないし、欲が悪いってこともないし、欲はあって当然なんだけども、その欲の種類や大きさには気をつけようね!」

みたいな話にやっぱりなってくるんですなぁって感じでした。

 

自分にとってどれぐらいの大きさの欲が適切で、どんな内容が正しいのかはその人それぞれで判断するしかないと思うんですけど、おそらく直感で感じてるコトで正しい気がする。コレは贅沢だと思えばきっと贅沢だろうし、いやコレは必要なんだと思えば今の自分には必要なんじゃないかって。

で、必要なくなったタイミングで「あ、コレは贅沢だな」って感想に変わるかもしれない。ただ、それが分かるまで、理解できるまでは必要なんじゃないかって、そんな風なことを思いながら名言を眺めました。

7日目.人間の欲望の扱い

最後に人間の欲望の扱いについて書こうと思っていたのですが、いやもうココまででよく分かりましたって話だなと思いまして、この項は書かなくても良いと判断しました。笑

欲望は良くない!という人もいれば、欲望は肯定した方が良い!という人もいて、そのどちらも正しい。

・基本的にボクらは欲望まみれ
・全部叶うなんて状況になったら善人も悪人に変わる
・人類は進化してきた
・欲望0=死
・欲望は無限

ここらへんのコトを理解した上で、各々自己判断ということで。

まとめ

一週間、毎日コツコツ調べては書いてきたのですが、特にこう…明確な答えとかはなくて、ふわふわっとした話になってしまった印象です。ただ、この記事を書いてきて自分の中で芽生えてきたのは、欲望の肯定でした。欲望を否定せず、上手に付き合っていこう、っていう感じです。

ただ、欲望が優位になると欲望に支配されてる感じになるので、ソレだけは避けたいなって思います。欲望に支配されると、欲望を活用する人たちにも支配されてしまいますからね…怖い人たちに。

という訳で、見て下さりありがとうございました。また色々書いていきますので、このブログをブックマークしておいてください!
また、この記事が気に入った方は、SNS等でのシェアもぜひ!
それではまた!