「あ~カッコつけてるな~…」
そう思う映像が沢山あり、
「マ、マジでカッコいい~!!!」
と思う映像も沢山あり、
「この2つを分ける要素ってなんなのだろう?」
と、ふと考えてみた。
前提として、まずどちらもカッコいい感じになっている。
そして、一方はなんだか不快感のような何かがあり、もう一方は憧れるような感覚がある。
予想でしかないけれど、おそらく二つとも、
「カッコよい映像になって欲しいなぁ」
と思って作っている…はずだ。
だから、内に秘めた想いの方向性としてはまぁ大体同じなんじゃないかと思う。
※突き詰めると違うと思うんだけど、一旦そうとして考えを進める。
ここまで考えて、
「う~ん、なんだろなぁ…」
「二つともそれっぽいけど…ん?」
「カッコつけてるって感じてる方より、カッコいい!って感じたものの方が、全体的に堂々としているな…」
「どっちもカッコいい感じにはなっているけれど、カッコつけてる感のある方は少し背伸びを感じるかもしれない…」
「ハッ!!!もしかしたら!!!」
「カッコつけてる感じは、今の実力以上のものに見せようとしている時に出る雰囲気なのではないか!?」
「そして、ガチでカッコいいものは、相当高い実力があり、疑いようがなくコレはすごいぞと相手が感じているのではないか!?」
こんな結論に至ったのだ。
おそらく合っている…と思う。
そして、カッコつけてると思われるのは損だ。不快感を与えてしまいかねないからだ。
だとすると、何かを作る時に何を意識すべきか?
「実力以上の姿に見せかけちゃいけないんだ」
そう思った。
でも、実力が足りないから、それ以上の姿になんとか見せないと人気が出ない…という悩みが発生する。
とはいえ、実力以上の姿に見せかけても、不快に思われたり、どこかでボロが出てしまっては仕方がないとも考えられる。
となると、
「本当の力、実力を毎日高める。ここに意識を注ぐべきなんだ。そしてソレがちゃんと伝わるように作品にする。それだけなんだ。」
こんな結論に至った。
実力を高めるとはテクのことだけじゃなく、内面を良くすることやセンスを磨くことなども全部含めての意味で、そんな風に思った。
ボクはいつぞや、超カッコつけた映像を何本も作ってみた。
それを見たとあるセンパイは、
「なんだよコレ!こんなのが見てえんじゃねえんだよ!こんなの全然見たくねーよ!ドヤってんじゃん!そのまんまでいいんだって!」
と、ストレートに言ってくれた。
あれは半年ほど前だったかのことだけど、今でもよく覚えている。
そして、今日のこの考えと、あの時言ってくれたことが繋がった。
カッコつけてはいけないのだ。
実力を高めて、そのまま放出する。
その結果がまだ人気を呼ばないのなら、まだ実力が足らないのだと考えて精進する。
それだけのことなのだ。
と、今日は考え、学んだ。
すぐ活かして、明日も頑張ろうと思う。