異なる勉強をすると「後者の勉強内容を覚えにくくなる現象」について

 

勉強のプロ、高島さんという方の「寝る前30分を変えなさい」という本を読んでいたら

学習心理学の「逆向抑制」と「順向抑制」

の話が出てきまして、これは学びがある話だと思ったので書いておきます!

 

逆向抑制とは?

 

例えば、英語を勉強したあとに国語を勉強をした場合

先に勉強した英語の内容を記憶しにくくなるという現象のことです

 

新しく勉強した国語が英語の記憶に覆いかぶさってしまって

英語の情報の記憶を妨害してしまう

と考えられてるそうなのです

 

で、この逆向抑制のデメリットを無くす為には

寝る前の学習

がベストだと著者は言っています

 

寝る前に勉強すれば、そのあとに記憶を妨害する情報は入ってこないので

逆向抑制が起きないよね~という話です

 

順向抑制とは?

 

こちらは先ほどと反対の現象で

英語を勉強してから国語を勉強した場合に

英語の記憶が妨げられるのではなく

国語の記憶が、つまり後から学んだ記憶が妨げられる現象のことです

 

せっかく勉強した内容が記憶されにくくなるのは避けたいことですし

逆も順も回避したいところですよね

 

逆向抑制と順向抑制を避ける勉強方法とは?

 

ちがう勉強をしちゃうとダメなのか~と

ここまでの話だと思ってしまうところです

 

がしかし!

複数の勉強をやっても記憶を妨げない、避けるためのポイントがあります

それが

学習内容の類似具合

です

 

どうも抑制の現象というのは内容が似ているほど起こりやすいらしく

勉強内容が離れていると抑制が起きない様子なのです

 

例えばですが、国語と数学といった内容ならOKで

世界史と日本史のように似ているとあんまり良くないよね~

みたいな話ですね

 

ドラム練習で考えるとどうだろう?

 

ボクはドラム練習を日々していますのでドラムでも考えてみようと思うのですが

ボクの練習内容を大雑把に分けると、三つに分けられます

  • 手の練習
  • 足の練習
  • 組み合わせた練習

 

手はストーンキラー等々で

足はツインペダル系

組み合わせはフィル練習や曲練習などです

 

この3つで言えばおそらく類似してないのでOKとなると思うのですが

手の練習内容は細かく分かれていて

  • 指だけでストーンキラー
  • 手首も使ってストーンキラー
  • ダブルの練習
  • オルタネイトの練習

などのように分かれてきます

これは足も同様です

フィルの練習も同じく、色んなパターンを練習します

 

色々やるのか?

今日はコレで行くぞ!と決めて絞っていくのか?

色々やった方が良いよねっていう研究もありますので悩ましいところではあるのですが

ボクとしては下記のような作戦を考えてみました

 

  • 感覚を忘れない為に、一通りのメニューはサラっと触っておく
  • 今日はココを成長させる!と決めたメニューを後でガッツリやる

こんな感じです

 

ちょろっとでも触っておけば感覚は忘れないので

それぞれを均等にやる必要はないかと考えました

後は集中して、成長させたいメニューをどっぷりやり込めばOKかと思うのです

 

これでどっぷりやったメニューが記憶に残ってイイ感じになるのではないかと予想します

明日もまた頑張ります(*ˊᵕˋ*)