「若い時に楽器演奏をしている人は、大人になってからの会話の理解力が高い」という面白い研究データがGigazineさんで紹介されてました。
という訳で、当ブログでは音楽にまつわる研究を色々紹介していますが、今回も興味深い内容を分かりやすくご紹介していきます。
この記事が面白いなと思った方は、TOPページから他の研究記事も見てみて下さい。
カナダ・トロントの研究機関Baycrest「音楽トレーニングと話の理解力」の調査
これはカナダ・トロントの研究機関Baycrestの調査で、音楽訓練が会話の理解力とどう繋がっているかを調べた実験。
実験の参加者は55~75歳の20人。
半分の人は若い時に音楽訓練をした人で、あとの半分は音楽訓練をしていない人。
この参加者たちにヘッドフォンをしてもらって、ランダムに話声を聞いてもらいます。
そして、どのくらいの速さまで聞き分けられるかを調べたのです。
その結果、楽器をやっていた人は、楽器をやっていない人よりも20パーセント速い話声を認識できることが分かったのです。
楽器をやっている身としては納得しかない?
おそらくですが、楽器をやっている人なら、この話を聞いた時に、
「まぁそうだろうな。」
と思ったのではないでしょうか?
ボクもベースをやっていた身、かつ現在はドラムをやっている身として、音の認識力が上がっていることは、なんとなくですが実感している訳でして、それは会話においてもそうだと言われれば、ありえると思う訳です。
で、この研究をしたガヴィン・ビデルマンさん曰く、
「かつてミュージシャンだった人は、そうでない人よりも脳の反応が2~3倍よいことが今回の研究で明らかになりました。
つまり、彼らの脳は明瞭で細かく、正確な話のシグナルを伝えることができるのです。
これは『若い頃にミュージシャンだった人がなぜ話をより聞き分け、理解することができるのか』
ということを説明するように思えます」
とのこと。つまり、楽器演奏って脳のトレーニングになっているよね~という話な訳です。
バーモント大学「マネジメント能力に楽器演奏が効く」
また、Gigazineさんの記事内ではもう一つ研究が紹介されていて、バーモント大学の研究によると「注意力と感情バランスのマネージメント能力にも楽器演奏が効く!」ということが分かっているそうです。
いや~楽器演奏ってスゴい。
脳を鍛えるのに必要な期間は?
ただ、この研究者さんは「14歳頃から少なくとも10年間はしっかり音楽訓練しないとね!」と言ってるみたいなので、ちょろっと触っただけじゃアレかもしれません。笑
ボクの実感としてはそれなりに楽しんだだけでも効果があるように思うのですが、脳に効かせたい人はガッツリ練習されると良きでしょう。
良い家庭の子はピアノを習ってるイメージってあると思いますが、アレは色々正しいんだな~としみじみしたお話しでした。
まとめ
- 楽器をやっておくと会話の理解力が高まる
- 感情や注意力のマネジメント能力も高まる
- 10年くらい楽器やっておくと吉
という訳で今回の記事はコレで以上です。
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