難しいドラムを叩かずに感動してもらう方法ってコレじゃないか…?

ドラム歴がもうすぐ2年半、1200時間になろうかという所のボク。
毎日ドラム練習をして、毎日色んな人のドラムプレイを見てきた。

自分のウデが上がるにつれて、上手い人がどれぐらい上手いのか、すごく練習されてきたんだと、そのスゴさが分かるようになった。
しかし、なぜか、

すんごいテクいドラムを叩いてるのに何も感動しねぇ

という現象がよくあった。

速い、ムズかしい、手数多い、拍子が変とかまぁ色々テクい要素ってあると思うのですが、テクいことをやって「うぉ~!」ってなることもあれば、「はぁ…スゴいっすね…(´・ω・`)」で終わることもある。

一体この違いはなんなのだろう?
両者とも良い音だし、すごい練習されてきたはずだ。

さらに、テクいことあんまりしなくても感動させるドラマーさんも沢山いる。コレがまたボクを悩ませた。
良い音なのは当たり前だが、なんかグっとくる訳だ。
ちなみに尊敬する師匠もこのタイプっちゃこのタイプのドラムを叩く方だと思っている。
小難しいテクをしなくても、どちゃくそ響いてしまうのだ。うぉ~!ってなるのだ。

で、そんなモヤモヤ、疑問を抱えながら日々練習していた訳だけど、本日、次に叩いてみたやろうと思っている、バックナンバーのハッピーエンドという曲のMVを見ていたのだ。

back number – ハッピーエンド (full)

譜面動画を出されている方もいて、叩いてみたとかも見て、大体どんなプレイをするのかは分かっている状態になり、その上で本人様のプレイを見た。

クッソ感動した(´;ω;`)

叩いてみたの皆様と比べるのは酷な話かもしれないのだけど、そりゃもうまるで違ったように感じた。
いや、おおざっぱに言えば大体一緒だ。譜面上の音としては似たようなものだ。

だが、

表情が違う

そりゃMVだから演出があるのは分かっているのだけど、叩いてる時の表情が、顔が、その曲の世界観にガッツリ入っているし、その話の内容を表現するべくしてその音を出そうとしているのが伝わった時に、ボクは感動したのだ。
つまり、その人の気持ちに共感して感動したのだ。

うわ~スゴく気持ち込めて叩いてるなぁ~うわ~そこの頭のクラッシュ叩く時のバーン感、すげぇ~とか、色々思いながら見てた。
でも、プレイはシンプルなのだ。基本繰り返しだし、別にフィルもムズい訳じゃない。
でも感動したのだ。
音が言葉になっているように感じた。

対して、めちゃくそテクいドラムを叩いてる、でも表情が「無」の人もいる。
なんなら「虚」の人もいる(´・ω・`)笑

それはまるで、小難しい文章を、無感情で早口で読んでいるかのような、そんな感じなのかもしれない。
それよりも、絵本を気持ち込めて読まれた方が、楽しい訳だ。
という話なんじゃないかと思った。

って訳で「難しいドラムを叩かずに感動してもらう方法」って「気持ちが伝わるようにしっかり表現すること」なんじゃないか説です。