「曲を聞き込む=プレイイメージを固める」なのではないか説

電子ドラム

 

縁JOYミニアルバム制作期間でして、

ドラムRecをしています。

 

1曲Recが終わっていて2曲目に取り組んでいるのですが、

やり込みと同時に

「イメージを固める」

のを重要視してやってみてます。

 

その一環としての「曲の聞き込み」をやっていて、

仕事に行く道中はずっと曲だったりドラムのみverだったりを流しているのですが、

ただ聞いてるだけじゃ全然意味ないぞコレと、

聞き込もうとしてしばらくで思ったのです。

 

例えば大好きな曲があったとして、

大好きだから何回も何回も聞いてはいても、

つまり聞き込んでいる状態ではあっても、

めちゃくそ上手く歌えたり弾けたりする訳ではないと思うのです。

 

しかし上手い人たちはよく聞き込んでいる。

きっとあの人たちとボクとでは「聞き方が違う」はずだと思ったのです。

 

ボクはドラマーですので、ドラムをよく聞きます。

しかしコレでは不十分。

 

そこで次に、その音を聞くだけじゃなくて、

その音をどう鳴らしているか、

演奏者の動きや演奏の仕方を明確にイメージしようとしてみたんです。

 

 

このスネアはこんな風に叩いてるな。

こんなリズムの取り方だな。

このダブルはアップダウンだな。

ココはこういう感じで音を繋げているっぽいな。

 

 

さらに、頭の中でそれをトレースし、

頭の中で明確に叩けるまでイメージを練りまくってみたのです。

 

練って練って練って、

「こうだ!こう叩くんだ!こう踏むんだ!」

イメージが出来上がってきた後、

帰ってドラムを叩いてみたら…

 

出来た(  Д ) ゚ ゚

 

驚きました。

おぉ、そういうことかっていう体験でした。

 

そんな体験をしたあとに思い出したのです。

金メダル取りすぎレジェンド水泳選手、フェルプスさんを。

 

あの人はいつもコーチに「ビデオを再生しろ」と言われていました。

ビデオとは脳内イメージのことで、

試合の一連の流れのイメージをするんです。

 

これは試合前でも寝る前でも、いつでも行われていたそうで、

飛び込んで、泳いで、一位でゴールする…

この流れを明確にイメージしまくっていたとのこと。

 

フェルプスさんの頭の中のイメージでは、

実際に水をかいている感触、

最後にタッチした壁の感触すらあったんだろうなぁとか思ったりします。

 

夢を見ている時って、

イメージの世界なのに触った感触とかちゃんとあるじゃないですか。

イメージの究極系ってアレなのかもしれません。

もはや現実・リアルともいえるほどの超明確イメージ。

 

また、アキラ師匠にも、

「もうな、スティックの感触まで分かるねん。もう触ってんねん。触ってないけど。」

みたいな話をされたことがありました。

あれもそんな話なんだろうと思います。

 

さらに、ボクの大好きな武井壮さんも、

現役陸上選手時代はそりゃもうビデオを見まくっていたそうです。

 

あの方はあまり手法を公にしないので予想でしかないのですが、

「結局は全て脳なんだよ」

とライブで発言していたことも考えると、

イメージ構築がいかに重要かってことでビデオを見まくっていたんだろうなぁと思います。

 

そんな感じで、

上手い人たちが言う「曲を聞き込む」って、

ただ聞いてるだけじゃなくて

「イメージを明確に固めている」

ということなんだろうなぁと思いましたって話でした。

 

終わり!