「仕事を趣味にしたい」
という願望が、いつぞやに生まれた。
生き生きと仕事を頑張っている人が、
「仕事を趣味にしたんですよ。それまでの趣味は全部捨てました」
と言っていて、それに感化されたのだ。
一応、趣味的な内容の仕事はやっていた。
でもどこか、仕事の苦痛感はまだまだ大きく残っていた。
「仕事は誰かの嫌がることを代わりにやってあげること」
と、誰かが言っていた。
確かになと思った。
好きでやるなら、誰かに金を払ってやってもらう必要はないのだから。
「多少のストレスがかかることや、めんどくさいこと、嫌なことが仕事に含まれることは、中々避けようがないだろうな」
と考えた。
苦痛の除去を一旦諦める方向だ。
そして、
「これをこうしてこうして喜ばせるぞぉ!」
という風に、
「誰かの喜び」
を重要視する方向を試してみた。
例えば、皿洗いをするのはめんどくさくても、
嫁様がありがとうって言ってくれたら、良い気分になったりもする。
誰かのありがとうパワーで、嫌なことは嫌なことじゃなくなることが、実際によくあるのだ。
ありがとうと直接言われるかはさておき、
「自分のした仕事は必ず、誰かの役に立ったから金銭が発生している」
という事実がある。
つまり、基本的に仕事はありがたいものなのだ。
「これで上司が、社長が、ユーザーが楽しんでくれるだろう、フフフ」
という考えを持って作業をしてみると、なるほど結構楽しい。
工夫して、さらに良くしてやろうとかも思ってくる。
仕事を趣味にする一つの鍵として、
「誰かのありがとうを重要視する」
というのはあるかもしれないと感じた。
引き続き色々やってみる!