「1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック」の書評・要約・まとめ

偉人、有名人たちの持つおもしろい習慣をサクっとつまみ食いするようなボリュームで紹介している本

という感じの本だった。よくあるビジネス本で、非常に読みやすく作られている。内容も細々と色々紹介されているので、小さな刺激が多く、現代人にフィットしている感じだった。

正直、最近はこういう本はあまり面白くないなと感じていた。著者のオリジナルの体験が知りたいというか、これでは誰かのチカラをパクってまとめて上手く成功しようとしてるだけじゃないか、みたいな気持ちになっていたのだ。そういう本は多いし、誰かの話を何回も使っているから、みんな似たり寄ったりになってしまう。

という訳で、こういう本を紹介することって普段はないのだけど、この本はちょっと面白かった。リンク貼っておく↓

 

キンドルアンリミテッドの契約をしている人なら無料で読めるので、ぜひチラっと目を通してみて欲しい。各偉人たちが偉人になるに至った要因の一つが少し見られる感じになっている。多岐にわたって知識を習得しようとしたこと、朝の15分だけ勉強したこと、毎日お金の使い道を記録したことなどなど、誰でもできることだけ書いてある。

ボクはドラムをやっているので、ギタリストのイングウェイさんの話が面白かった。イングウェイさんと言えばクラシック速弾きの人なんだけど、練習する時に右手と左手で分けて練習したらしい。難しい仕事は分けてこなそうってことなんだそうだ。これは面白いと思って、早速ドラムでやってみた。まず右手、次に左手、そしてバスを踏む足。それぞれ分けて練習してみた。得るものがありまくりだった。

一つ一つやることで、その一つ一つの動きに集中できる。当たり前だが。そして、全部やったあとに組み合わせてやってみたら、各段に良くなっていたのだ。一つ一つの時ほど集中は難しくなるから、イメージよりも少し悪くなる。それに気づいては修正する。左手はこうだったな、足はこうだったな、というのを、全体でやりながら修正する。なるほど、これは良いやり方だと思った。

こういう細々と色々なことをつまみ食いしたような本は、内容が薄い印象があったけれど、範囲が広いし、すぐに使える情報が書いてあったりするのは良いなと思った。だから、こういう本は熟読しなくていいんだと思う。サラっと見て、役立つぞと思ったところだけ試してみればいいのだ。

お金を出して読むにはちょっと微妙かもしれないけど、読み放題サービスなら気軽だ。中々面白かったので、興味ある方どうぞっていう感じだ。おわり!