佐藤オオキという、普通の人に見えて全く普通じゃない人
について、書き溜めたくなったので書いておきます。大好きなデザイナー様です。
佐藤オオキが作るもの
佐藤オオキさんの作るモノは、シンプルで、洗練されていて、違和感、面白さがあり、モノトーンで、うるさくない、静かなワクワク感があって、大好きです。
出展:waterfall
出展:kite
二つだけ出しましたが、nendoのホームページでは大量の作品が見れますので、興味ある方は見てみて下さい。
原案である絵も見れるのですが、それがまた良いんです。それがこうなったんだ…と。
佐藤オオキのコトが分かる動画
入りとして分かりやすいのが、おしゃれイズムに出演した回↓
オオキさんのファンになっちゃう動画↓
オオキさんのコトが分かる動画↓
佐藤オオキの興味深い考え方や学び
面白いな~とか、学びあるな~と思ったコトを並べます。
学生時代にお金を稼いだ経験
貿易や人材派遣は、やればやるだけ売上にはなるんです。でも、それが僕にとって面白いことではないって気づけたのが良かったですね。何十年も続けていくイメージが湧かなかったんです。それで、人材派遣会社も畳むことにしました。
当時の売上はすごく順調だったので、デザインを始めて10年ぐらいはそれを超えられませんでした。でも、お金より面白いことのほうが大事だ、と思える経験を学生時代にできたので…今でもお金への執着は全くないですね。
フラットな生き方
仕事でもプライベートでも、できるだけフラットに生活しようと思ってます。
毎日、同じことを繰り返すのって安心なんです。いろんなことを考えなくていいですから、脳がめちゃくちゃラクなんです。僕は毎日、同じ服を着ているから、朝、何着るか考えることなんてない。靴下も同じものしか持ってないので、合わせる必要がないんです。
毎日、白いシャツに黒のズボン、同じ道を散歩して、同じコーヒーを飲む
波をつくらない。1日の波、1年の波、10年の波。キャリアを通じての波は全部連動していて、今日、波をつくると、どこかでスランプを迎えるんだろうと思っています。だから、代表作をつくるのが怖いんですよ。当然、失敗も恐いんですが、調子が良いのも恐いんです。やればやるだけ結果が出て、絶好調って時はビビりますね。むしろ、それをどう抑えるかを考えます。絶好調な時ほど、仕事量を抑えてる。逆に、このままいくと調子悪くなる時も抑えて…できるだけフラットな状態でいることを目指しています。野球で言えば、ホームランも打てないし、三振もないけど、どんな球が来ても、常にツーベースを打つ感じですね。
自分の波をつくらないとか、退化を抑制する方法って、「捨てること」だと思うんです。固執しないで、ポンと捨てる。自分のアイデアや、成功にしがみついた瞬間に、人は下降すると思うから。自分がベストだと思ったものでも、翌日には捨てて全部忘れる能力は大事だと思います。僕、捨てるのが好きなんですよね。どんどん捨てていきたい。それが、フラットな日々にもつながるんだと思います。
「幕の内弁当はどのおかずを食べるかを選ばないといけないのが嫌で、蕎麦だったら、ずっと蕎麦だけを食べ続ければいいから」
その他
天才と凡人の分かれ目って、この“夢中力”みたいなものなのかもしれませんね。ほとんどの人が99%までは行けても、最後の1%の階段を上ることはできない。この1%に必須なのが、夢中であり続ける才能あるいは能力なのではないかと思うんです。
「これ以上悩んだらデザインが嫌いになりそうだな」と思ったら考えるのをやめるようにしているし、仕事をお受けするときにも、スケジュールやギャランティーとかではなく、「この仕事を最後まで楽しんで出来るかどうか」ということも一つの基準になっています。
僕、音楽プロデューサーの亀田誠治さん、小説家の朝井リョウさん、漫画家の松井優征さん、アーティストの小谷元彦さんは、定期的に食事をさせてもらっている友人なのですが、そのメンバーは“自分は本当の天才じゃない”という自覚を大前提として持っている。皆自分の仕事をどう嫌いにならないか、どういう風に”好き”を保ち続けるか、を意識的に模索していて、だからこそ友人でいられるんでしょうね。
佐藤オオキなポイント
- 服は白黒
- スタバ大好き。スタバ落ち着く。
- 蕎麦安定
- 陽キャな集団とか雰囲気は苦手らしい
- ファッションデザイナー「三宅一生」を尊敬している
詳細プロフィール
誕生日:1977年12月24日
生まれ:カナダのトロント
学歴:東京学芸大学附属大泉中学校→早稲田大学高等学院→早稲田大学理工学部建築学科首席卒業
受賞:デザイナー・オブ・ザ・イヤー最年少受賞・Maison & Objet Parisにてデザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞