「自分はしょうもない人間なのだ!」と考えるのって面白い!

今日「ヤンテの掟」というヤツを見ていたのです。

こんなの↓

1:あなたが特別な存在だと思ってはならない
2:あなたが人と同様に有能だと思ってはならない
3:あなたが人より賢いと思ってはならない
4:あなたが人より優れているとうぬぼれてはならない
5:あなたが人より物知りだと思ってはならない
6:あなたが人より重要だと思ってはならない
7:あなたが人より何かに秀でていると思ってはならない
8:あなたは人を笑ってはならない
9:あなたが誰かに助けてもらえると思ってはならない
10:あなたが人に何かを教えられると思ってはならない

これはデンマークに伝わるお話しなんだそうで、過去に一度みたことがあり、今回で二度目。

 

「ポジティブに考えよう!セルフイメージ上げよう!自分は悪くない!自分を下げて考えちゃダメ!」

なんてお話しが多い中で、ど真反対の話でめちゃめちゃ面白いですよね。

お前は全然ダメダメなのだぞという訳です。

 

ボクは自分を上げようとも下げようとも考えてないつもりの人間ですが、

時に、何かにつまづいた時に、自分のイメージが自分の中で下がりそうになった際、

「いやいや、お前にもできるはずだ!お前が劣っているなんて訳じゃないぞ!」

と、自分の中で抵抗することがよくあります。

 

それは自然とそんな抵抗モードに入る感じなんですが、

ヤンテの掟をしばらく眺めながら、

「自分を思いっきりダメ人間だと思って過ごしてみるか!」

と考えたのです。

 

「ま、ダメ人間だしな!」

と思いつつTwitterで連絡チェックをしに行ったら、

ちょっと好きじゃないツイートというか、ザワザワっとするツイートが目に入りました。

 

なにか自分の意見を発したくなったのですが、

「10:あなたが人に何かを教えられると思ってはならない」

というヤンテの掟を思い出し、

「そうだそうだ、オレは語れるほどできた人間じゃないからな!黙ってるべきだな!」

と思って、何も書かずにいました。

それがなんだか、凄く気持ちよさを感じまして。

「あれ?これ楽だな?」

と。

 

その後にPCカタカタして仕事してたら、段々仕事に飽きてきまして、

「わ~今日はもうやる気ダウンかぁ。ダメダメだなぁ。」

という気分になってきました。

 

きっとスゴい人はこんな気分になっても頑張って仕事するんだろうなぁとか。

いや、そもそもこんな気分になるタイミングも凄く遅いのかもしれないなぁとか、

ネガティブな言葉が心の中に浮かんでくるのです。

 

いつもならこういう時は、

「いや皆一緒だ!優劣なんてさしてないぞ!解決方法はあるはずだ!ちょっと休憩すればOKだ!」

なんて考えまくるのですが、今日は

「まぁしょぼい人間だからなオレは!とはいってもここまではやったじゃないか!底辺なりに進んだな!

他の人ならもっと進めるんだろうけど、ま、仕方ないなお前は!

皆はもっとやれるだろうけど、とりあえずお前はしょぼいから、ここで一休憩はさんで、また気持ち戻ってきたらやれや!」

って考えて休憩に入ることにしたのです。

 

するとどうでしょう。

休憩に対する罪悪感がすごく少ないのです。

休憩中、気持ちよく休める。

まぁしょうもないからなオレはと諦めちゃってるので、つまり開き直っちゃってるので、明るい訳です。

 

「他の人がこの休憩中にも進んでいる?まぁ皆オレより優秀だからな!仕方ねぇな!

そんな底辺なオレでも、世界は生かしてくれて、衣食住はおそらく確保できるし、楽しいことだってある。

ありがてぇな!ありがとう!底辺のオレでも生かしてくれる世界を作った人たち、ありがとう!」

という、究極開き直り人間ができあがりまして。

ひっじょーーーーに面白い感覚だったんです。

 

そういえば、ボクの大大大好きな9個上くらいの先輩がいるんですけど、

その人っていつも自分のことを卑下してるんですよね。

卑下して笑いに変えるというか。

 

でも暗く卑下してるんじゃなくて、開き直りの卑下って感じで、

悩まれることももちろん沢山あるとは思うんですけど、

いつも明るいし、好きなものも買って、楽しそうにしてることが多い。

 

「あれ?もしかして、これってアリなの…???」

というのが、今日の面白い体験。

 

もしかして、開き直って、自分をバカ扱いして、

でもバカなりにやりますわって気持ちで取り組む…

このスタイル、しばらくやってみたら何か楽しい発見があるかもしれないって感覚があります。

 

また楽しいことを見つけられたようで、嬉しいです。

 

終わり!