狩猟採集民とは?
狩猟採集社会とは
狩猟採集社会(しゅりょうさいしゅうしゃかい)とは、主に人類学上の言葉で、野生の動植物の狩猟や採集を生活の基盤とする社会のことである。農耕が開始された新石器時代まで全ての人類は狩猟採集社会だったと考えられている。
引用:狩猟採集社会
要は、超昔の原始人てきイメージな生活をするのが「狩猟採集社会」で、そこで暮らす人々が狩猟採集民ということ。
現存の狩猟採集民は?
本題に入る前に、「今も狩猟採集民はいるの?」というワクワクな疑問について書いておくと、実はいっぱいいます。
今も木の実を食べたり果物を食べたり、動物の狩りをして暮らす昔ながらの暮らしをされてるんですな。
で、そういった人たちの何がスゴいって、健康的で、おデブさんも全然いなくて、ボクら先進国の人よりも幸せな人が多いってことなんです。
※ちなみに農耕は1万ねんほど前から始まった行動であり、農耕がはじまる前はみんな狩猟採集民でした。
ボクらの祖先様も当然、狩猟採集民だった訳です。
狩猟採集民が幸せに過ごせる理由
労働時間が少ない
狩猟採集民は労働時間が少なかったことが分かっています。
狩りを3日に1回する感じで、それにかかる時間が3~6時間とか。
平均すれば、一日2時間ぐらいの労働で生きていられたんです。
その余った時間を何に使うのか?
音楽やパーティを楽しみ、会話をして、ゆったりと過ごすんです。
その間にも自然はボクたちの食料を作ってくれる。
狩猟採集民は移動もいとわない人々ですし、食物はどこかにあることを分かっている。
意外かもですが、飢饉もほとんどなくて、だからこそ人類はずっとやってこれたんですね。
さらに、ボクたちの方が豊かな生活をしているようではありますが、栄養面では狩猟採集民の方が優れています。
なにせボクたち先進国の人間は、炭水化物ばかりを食べていますよね。
でも狩猟採集民は色んな食べ物を、食べ物そのままの状態で食べるので栄養をたっぷり取れるんです。
だから狩猟採集民の健康状態はいつも良好。
かつ炭水化物の摂取量が少ないから虫歯にもならずにいれます。
「今」を生きている
狩猟採集民は時間の感覚が曖昧というか、ボクたちより明確じゃないそうです。
日が昇って沈むのが一日であり、労働時間は必要な分だけ。
きっかり何時間と決まっている訳ではない。
過去や未来よりも、いつも今を生きていて、今に感謝をする。
食べる時は食べることに集中できる。
なぜなら、スマートフォンを持ってないから。
食べものに感謝をしながら、集中して食べ物の美味しさや有難さを感じられる。
この今を生きているっていうのは非常に大きなポイントだと思います。
最近、シングルタスクという本を読みましたが、まさに狩猟採集民の皆様はシングルタスクで生きている訳です。
狩りをする時に「あ、上司にメール送ってないや、送らなくちゃ!」とか考えてないですよね。
一心不乱に獲物を追っているはず。
このシングルタスクで過ごせる環境というのもまた、幸せに繋がっているんだろうなぁと思います。
「狩猟採集民はなぜ幸せに過ごせるのか?」のまとめ
- 労働時間が少ない
- 今を生きている
狩猟採集民の幸せの要素はいろいろあるんですが、ボクが「これは大きなポイントだ!」と思ったのがこの二点です。
ちなみに、サピエンス全史を書かれたユヴァル・ノア・ハラリさんは、穀物が人類を奴隷化させていると言っていました。
小麦などを農耕することで発展してきたようで、実はボクたちは穀物の奴隷である。というのは非常におもしろい考えです。
狩猟採集民の幸せの要素を書きましたが、じゃあボクらが今、それに学べること、そして実践できることは何か?
とりあえずはやはり「今を生きる」なんだろうなぁと思います。
ボクも最近、超意識的に実践してみてるんですが、すごい効果です。
食べ物は美味しくなりますし、ヨメ様の存在の有難さが増しますし、関わって下さる方々の支えも身に沁みます。
また、明日を心配するよりも今日の行動をっていう意識なので、行動力も高まります。
もちろん明日のことも考えますが、頑張れるのは今だけ。
今を生きるって素晴らしいなぁと感じるばかりです。
という訳でまた学べることを見つけてはまとめます!
ではまた明日♪