どうもみなさんこんにちは!ノブです!(*ˊᵕˋ*)
普段からたくさん読書をしているボクなんですが、これは久々に大当たり中の大当たりと表現したいぐらいの本でした。
日本語訳された本と、読みやすい漫画版との2種類があるんですけども、今回はサクッと漫画版を読んでみたんですね。
まあ軽い気持ちで少しエッセンスをいただければいいかなぐらいのノリで呼んでみたんです。
そしたらもう、革命的だったんですよ内容が。
それをこの拙い僕の文章力で伝えられるか心配なんですけども、
それぐらい素晴らしい本だったという気持ちを伝えた上で、出来る限りお伝えしたいと思います。
それではいってみましょう!
著者のWikipedia⇒エリヤフ・ゴールドラット
動画で見たい方はこちらどうぞ↓
登録約3万人YouTube「ひきチャレ!」と当ブログを運営する「ノブ(杉野 貴信)」と申します。読書が趣味で、多い時は月に何十冊と読むこともあります。本から得た知識で成長し、本から得た知識で生き、お陰で念願だったひきこもり生活を叶えました。
この記事が少しでも、アナタの人生を変えるキッカケになれば幸いです(*ˊᵕˋ*)
「The Goal」の要約まとめ①3つの指標
主人公は大きな会社のとある工場の所長の男性。
この工場では最新のロボットを導入し、高い効率で仕事をしています。
良い機械もあって良い人材もあるのに、なぜか赤字なのです。
ついには本部長からあと3ヶ月で黒字にしないと工場は閉鎖すると伝えられてしまいました。
困り果てた所長は、大学時代の先生に改善方法を教わります。
その先生は3つのことを聞きました。
- ロボットを導入したことで売上は増えたのか?
- ロボットを導入したことで人件費は減ったのか?
- ロボットを導入したことで在庫は減ったのか?
所長はこの三つの全てに No と答えました。
ロボットを導入したことで確かに作業を早くなったはずなんです。
しかしなぜか、この三つは変わっていませんでした。
ロボットを導入したからといって人を減らすようなことはしていませんし、販売台数が増えたということもなかったのです。
そして先生は言います。
そしてさらに工場の目標を先生は聞きました。
所長は答えに詰まりましたが、考えた末に、お金を稼ぐことだと気づきました。
工場の目的とはお金をたくさん稼ぐことだったのです。
最新のロボットでいくら効率が上がったとしても、売上が増えていなければそれは意味がないと言えます。
「The Goal」の要約まとめ②ボトルネックは何か?
ここで疑問点が湧きます。
その時の工場の状況は、たくさんの注文をさばききれていない状況でした。
つまり、早く作れば作るほど、たくさん出荷できて売り上げが上がる状況なんです。
であれば、頑張って、高い効率で商品を作れば売上が上がるはずですよね。
しかし売上が上がっていない。
実はこれはボトルネックの問題だったんです。
ボトルネックとは制約を意味します、
上の画像の通り、真ん中のところ、ペットボトルの首のところのようにへこんでいれば、いくらそこまでの流れがよかろうと、その後の流量は制限されてしまいます。
工場でも同様のことが起きていました。
そしてこの工場の場合、実は最新のロボットがボトルネックになっていました。
確かに最新のロボットは高い効率で仕事をしていたのですが、実はその工程は、そのロボットを導入する前の方が量を捌けていたのです。
前は古い機械で、しかも人もたくさん使ってやっていたので、コストはかかっていました。
しかし全体の量としてはこなせていたので、前の方が製品はたくさん作れていたんです。
そこで先生は提案します。
もちろん1部品あたりのコストは上がってしまいます。しかし同時に売上も上がります。
出荷量が増えれば溜まってしまった在庫も減ります。
売上が増えて、在庫が減って、人件費は少し増える。
人件費やコストが少し増えてしまっても、売上がたくさん上がった方が利益が大きいのなら、そっちの方が良いのです。
このコストにとらわれてボトルネックの解消に取り組めないことが工場のよくある罠だと先生は言います。
「The Goal」の要約まとめ③ボトルネックと需要を合わせる
もう一度 Wikipedia の画像を出します。
ボトルネックが工程の最初の方にあるのか最後の方にあるのかは問われません。
どこにあろうとも、一番細いボトルネックの部分が最終的な生産量を決めるんです。
つまりボトルネックの生産量=売上と言えます。
ですので、常に改善を目指すべきはボトルネックの箇所である、と言える訳です。
そして工場の全体の流れは、ボトルネックによって決定されるべきだというのが著者の考えです。
ボトルネックの前の工程がいくら頑張っても売上は上がりませんし、ボトルネックの後の工程が頑張っても、ボトルネックから送られてくる製品の量は変えられません。
いくら沢山注文を取ってきてもボトルネックがそれ以上作れなければ出荷できず売り上げは上がりません。
つまり需要に対してどれだけボトルネックを合わせに行けるかという問題になってくるわけです。
ボトルネックの部分が広がり、より生産性が上がったのなら、もっと多く注文を取ってくることもできます。
ボトルネック以外の部分が改善されても、増えた注文には対応できないわけです。
つまりボトルネックと需要を合わせるんだという話になります。
「The Goal」のポイントの実践
僕がこの本を購入して読んだのは数日前の話です。
嫁様にも進めて無理やり読ませてしまいました。笑
それぐらい人に勧めたい本だったんです。名著と言われてる理由が分かりました。
僕は普段、動画編集の仕事をしています。
では動画編集の仕事の上でボトルネックは何だろうと考えてみました。
ボクは大人数でライン作業をしている訳ではありませんので、本書の話とは少しズレ部分はあるのですが、ボトルネックを改善することで一気に状況が良くなることは間違いないはずと思ったのです。
さて、何が最終的な生産量を決めているのか?
僕の手元にはまだ編集していない動画の素材がありました。
これは工場で言えば仕掛かり在庫と言えるものなのでしょう。
そんな在庫が少し手に余るくらい溜まっていました。
なぜ溜まっているのかといえば、当然ながら捌ききれていないからです。
ではなぜ捌ききれていないのか?どこで生産量が決められているのか?
作業しながら探ってみたところ、ボトルネックと言える部分は二つありました。
それが、動画をカットする作業とテロップを付ける作業です。
僕の動画編集はカットの量が多く、かつほぼフルテロップの状態でした。
このボトルネックを解消すれば一気に生産量は上がります。
まずカットの量を減らす方に注力しました。
カットすべきところはしつつも、早送りで対応できるところや、カットしなくてもなんとかなる部分はそのままにするなどして対応したのです。
それによってクオリティが下がりすぎると問題がありますが、意外とクオリティが下がることはなかったのが驚きでした。
次にフルテロップですが、一気にテロップを減らし、ポイントだけそれらしいテロップを入れるようにしました。
かつそのポイントには効果音を入れるなどして、フルテロップじゃなくても華やかになるように工夫しました。
そうすることでむしろ以前よりも華やかさが増し、フルテロップじゃないので読み続けなければいけないという負担もなく、むしろ良くなった部分もありました。
ボトルネックが一気に解消されたのです。
しかしボトルネックは次から次へと出てきます。
ひとつのボトルネックが解消されても、相対的にまたどこかがボトルネックとなり、今度はそこを改善することになるのです。
もちろんそれはいたちごっこというわけではなく、どんどん成長している証です。
ボクの例で言えば、動画を作る効率は上がりました。
しかし、入ってくる在庫を捌ききれば、もうそれ以上売上は上がりません。
つまり素材が入ってくる量が次のボトルネックとなり得るのです。
どれだけ作業効率を上げても、在庫がなく、動画を作りようがなければそれ以上売り上げが上がることはありませんよね。
ですので次にやらなければいけないことは、動画撮影者を新しく探すことなのかもしれません。
また動画編集の単価を上げるという方向性もあります。
いろんな方向性が考えられます。
色々な要素がある中で、今一番ボトルネックとなっているのは何なのか?
この改善のサイクルを本書では五つのステップでまとめています。
- 1ボトルネック(制約)を見つける
- 2制約をどう徹底活用するかを決める
- 3他のすべてをステップ2の決定に従わせる
- 4制約の能力を高める
- 5ここまでのステップで制約が解消したらステップ1に戻る
ボトルネックを見つけてはボトルネックを改善し、改善が終わったら次のボトルネックをまた探す。
ボトルネック以外のところは問題ではない、ボトルネック箇所が問題。
このループを繰り返すことで常に成長を目指していけるというわけです。
合わせて読みたい「書評・要約」記事
「The Goal」のまとめ
自分で理解したこと、実践したことを噛み砕いて話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
実はまだ話せていないことがあります。
ボトルネックを見つけてボトルネックを改善する話をしたのですが、ボトルネックに全体を合わせるという話をちゃんとできていません。
ボトルネックと全体をロープや鎖でつなぎ合わせるようなイメージで本書では話されているのですが、それを噛み砕いて話すことができませんでした。
しかし非常に良い話なんです。
興味がある方はぜひ本書を読んでみてください。
なのに中身は非常に重要なのですから、コスパがいいとしか言えません。
リンクを貼っておきますので是非見てみてください↓
ザ・ゴ-ル コミック版 /ダイヤモンド社/エリヤフ・M.ゴ-ルドラット
書籍版はコチラです↓
また良い本を見つけ次第デビューします。
それではまた明日♪