僕はつねづね、そう考えてきました。
だからこそ、本をたくさん読むことに肯定的でした。
という訳で、今回は「本をたくさん読むのがムダになる場合」や「ムダにならない本の読み方」を、過去の自分に伝えていこうと思います。
本をたくさん読むのがムダになる場合とは?
もしかして、ムダ?
本をたくさん読むのがムダになる場合は、下記三つです。
- 既に身についてしまった内容の本を読むこと
- 読んでも身に付けられなかった場合
- 本を読む時間が行動を妨げてしまっている場合
既に身についてしまった内容の本を読むこと
まだ身についていない、身につききっていないことであれば、何回も読んで、自分に覚えさせるのは良いことだったと感じてます。
「うんうん、そうだよな。」
で、終わりです。
コレが、「あぁ、そうだった、また忘れちゃってたな…」という感じで、また思い出すきっかけとなったら、それはOKです。
忘れていない、身につききっている場合にムダになります。
読んでも身に付けられなかった場合
それはただ、本を読むという行為を楽しんでいるだけで、とくに自分は成長していないからです。
ただし、リラックス目的の読書であれば、身につかなくても問題ありません。
本を読む時間が行動を妨げてしまっている場合
本を読む目的は、何かしらの成果を出す為である部分が大きいです。
そして、成果は行動から生まれます。
本を読んで、過去の僕は「頑張った気になっていた」部分が多々あります。
そして成果が出ないまま日々が過ぎていく…そんな遠回りの日々も悪くなかったと思えるのですが、やはりムダだったことは間違いありません。
「本をたくさん読む」から「身につくように読む」へのシフト方法
参考書・教科書のように
本をムダに読むのではなく、身につくように読む方法が下記です。
- たくさん読んだ中から「コレだ!と思う一冊を読み込む
- ページに書き込みをしながら読む
- すぐに実践して試し、自分流に改良していく
たくさん読んだ中から「コレだ!と思う一冊を読み込む
新しい本がどんどん発刊されていますが、正直言って、新しい内容なんてあまり書いてありません。
少し変化しているくらいで、本質的な部分は同じか、もしくは劣化している様子すらあります。
それは、受験勉強において「一冊の参考書をひたすらやり込むのが一番良い」という話と本質的には同じです。
その一冊に書かれていることは、文字にすれば、何度読んでも同じ内容が書かれています。
それだけ、本質的で深いことが書いてあるので、成長するとまた違った感じ方になるからです。
そういった一冊を探す為にも、まずはたくさん読むのが大切で、たくさん読んだら大切な本に絞る、というのがオススメです。
ページに書き込みをしながら読む
これははじめ、抵抗があります。僕もとても抵抗がありました。
しかし、一度書き込みはじめれば抵抗はとけますので、ボールペン等を横に置いて読書する習慣を身に付けましょう。
教科書の大切なポイントは、マーカーを引きますよね?
間違えてしまった問題は、その問題にチェックマークを付けますよね?
それと同じです。
面白いと思った箇所、身に付けたい内容、分からないこと、それを見て思ったことなど、色々なことを書きながら読みましょう。
その書き込みが、二週目、三週目を読む時にまた役立ちます。
すぐに実践して試し、自分流に改良していく
学んだことはどんどん実践して、試していきましょう。
本に書いてある内容が、今の自分の状況に必ずあてはまるかは分かりません。
試してみて、上手くいかないこともあります。
やってみて上手くいくことは、もちろん沢山ありました。
失敗することも沢山ありますが、その時は「じゃぁどうすれば上手くいくのか?」を考え、自分流に改良していけばOKです。
その知識を今日、どう生かせるかに集中しましょう。
本は新しい本を読むべきか?古い本を読むべきか?
大切なことは新しさじゃない
最後に、最近感じたおもしろいことを伝えておきます。
ちょっと切り口を変えて、新しいかのように出している本ばかりなんです。
そして、当たり前ですが、新しい本は新品のお値段です。
対して、古い本は、古本屋に行けば安く売っていることが多いです。
世界中で売れた最高の一冊が安く売られている一方で、内容の薄い本が高い値段で出てくる…。
本質的なことは中々変わるものでは無いからです。
ただし、勉強系は最新情報も網羅されていないといけないので、その場合は新しいものを買った方が良いです。
習慣化に関する本だとか、問題解決の本だとか、人間心理、人間関係など、勉学以外のことであれば、古い本でも問題ないです。
むしろ、古いのに今でも愛されている本は、それだけ本質的なことが書いてあるという証拠でもあります。
新しい本をチェックしつつも、古本屋にある名著をしっかりチェックしておきましょう。