「相手に期待をするから傷つくんです。期待しないでおきましょう。」
っていう話がよくあります。
確かに、期待をしていたから、何かを期待通りにしてもらえなくて苦しんだり傷ついたりしたっていうのは事実です。
しかし逆に、「期待を手放すって困難」というのも事実です。
現実に、みんなこの「期待を手放した方がいいらしい!」と分かってからも、また期待をしては傷ついてを繰り返しているから、これは正しいことが分かります。
ココで二つの事実が出ました。
- 期待をするから傷つくという構造は事実
- 期待を完全に手放してコミュニケーションし続けることは多くの人にとって困難
この事実を踏まえた上で、
「こうすべきなんじゃないの?」
というボクの仮説を書いてみたいと思います。
相手も自分も波があって当たり前なのだ!という認識を持つ
人間ですから体調も精神状態にも波があります。これも事実です。
波が必ずあるということは、期待通りにコチラが動けないのも、相手が期待通りに動かないこともまた、必ず発生します。
つまり、「波がある=期待通りに動き続けることはありえないことである」ということが分かります。
これをまず分かっておかなくては、
「期待通りにならない!」
と、精神状態があーだこーだします。
自分だって、相手の期待に沿えないことがあって当たり前です。
期待通りにならなくて傷つくことをそのまま受け入れる
「お互い期待通りに動けないことは当たり前のことである」という事実を確認しました。
そして期待を抱いてしまう、期待を抱かずにいることは困難であることもまた事実です。
つまり、「そのまま受け入れるしかない」というのが今のボクの考えです。
相手が期待通りに動いてくれなかった→悪い波のようだ→そういう時もあるよね
自分が期待通りに動けなかった→波が悪かった→そういう時もあるよね
こういう感じです。
相手の波に巻き込まれないように、受け流している
なんの解決にもなってないようでいて、しかし、事実を踏まえるとこの解決策に落ち着くはずだと考えています。
波があって、期待通りにならなくて当たり前だという前提をしっかり理解しておけば、
相手の波の悪さにコチラが巻き込まれにくくなる
というのが大事なポイントかと思ってます。
期待通りに動いてくれなかった時、相手は波が悪かった可能性があります。
それをダイレクトに受け止めて傷ついて憤慨してると、こちらも波が悪くなります。
相手の波が悪い時に、受け流し、波が悪いんだな、そういう時もあるよなと思っておく。
これで自分のペースはあまり崩れないことがボクの体験では感じてます。
「あまり」っていうところもポイントで、完全に崩れないっていうのもまた無理です。
期待は必ずいだきますし、期待があれば裏切りも必ず発生します。
期待通りじゃなかったという事実に必ず傷つくので、それは抵抗できません。
その傷に対してあわてふためかず、すぐに治療を開始する。
「いてぇ!あの野郎!コンチクショウ!」
よりも
「アウチ!厳しいコースだったか。すぐ絆創膏貼っておこう」
こういうノリです。
まとめ
「相手に期待をしないっていうアドバイスって、広く知られているけどあんま役に立ってないアドバイスな気がするな~」
と思っていたので、事実と自分の意見をちょっと書いてみました。
これだけ広く知られたアドバイスなのに中々実行できてない時点で、困難であることはもう事実なのです…。
これは受け入れるしかない。
元々期待をあんまり抱かない人っていうのもいると思うんです。
でも後天的にそうなるのは中々珍しいケースなんじゃないのと思うところ。
そういうもんだと受け入れてまた進んでいく。
これでいいような気がします。
ではまた!