「コツ」を教える方向は厳しいぞ!!!

今日、「コツを教える方向に行きましたか!」って方がおられた。

スゴい腕を持っていると、やはり、「〇〇のコツ!」みたいなコンテンツを作る方向にいきやすい。

 

確かにコレはニーズがある!

どうやったらそんなスゴいチカラを身につけられるのだ!?と思うし、見たい!

そして実際にコツはあったりする訳で、それを見た人は嬉しい!

 

だがしかし!

コツは確かにあっても、結局「いっぱい練習しないと習得できない」というのもまたある!

 

その人からコツを聞いても、結局できなかった…難しかった…という人が続出してしまうのだ。

そうなると、「その人の教えでは叶わない」ということになってしまう!

ひどい話だ!

正しいこと、ちゃんとしたコツを教えても、無に帰してしまうのだ!

 

そして、コツは何回も教えるコンテンツじゃない。

一つの話題につき一回がほとんどだ。

だから、せっかく鍛錬、努力して得た知識、スキルが一回の解説で終了してしまうのだ。

 

さらに!

やるヤツはやるから、そのコツを知って習得できる人も中には出てくる。

そしてその人たちが出来るようになると、珍しいスキルではなくなってしまい、それはつまり、価値が下がってしまうということなのだ。

 

この「コツコンテンツの販売」はとっても難しい。

正しいコツでも、相手の力量、精神力、努力が足りなくて使えないことが多々ありまくるのがそもそも厳しい。

 

基本的には、コツを教える人のポジションにはいかない方がいいだろうと思っている…。

「でもそれ以外に浮かばないよぉ!」

と思うところではあるが、そこを一生懸命考えて考えて絶望しつつもまた考えてやっとこさ見つけるのが最初の仕事なんだろうとも思ってる…。

 

もし指導するなら、最前線引退のタイミングでいいんじゃないかとも思う。

イチローさんはプロ選手じゃなくなったあとに高校生たちに教え始めたが、あれでいいと思う。

 

ボクは人と競争なんてしたくないと思ってたし、自分の知識はみんなに共有したい願望がある。

でも、どうしたって世界には競争があることを、悲しさを感じながら、最近、受け止め始めた。

逃れられないから、楽しんでいくしかないなと思い始めた。

 

そして、競争に負けちゃっても、ちゃんと受け皿となるような制度や考え方があれば、まぁそれはそれでOKかとも思ったりしてる。

実際、現実、そうなっているし、それで回っているのだから。

 

話が外れていってしまった!

とりあえずコツコンテンツはマジで難しいと思うんだぜって話!

 

終わり!