ベースをこれから始めたい初心者の方で、
- ベースを始めるのに必要な物を教えて欲しい
- 色々調べたけど、いっぱい紹介されて訳分からなくなってしまった…
- 最低限の、でも安物買いの銭失いにならないアイテムを教えて欲しい!
と考えている方に向けて解説します。
この記事は、
- 本当に必要なものが分かる
- すぐには必要じゃないものも分かる
- どんな順番でそろえていけばいいかも分かる
という内容です。
僕はベース歴10年までやりまして、最終的に少しはお金を頂けるところまでいきましたので、紹介する内容は大きく外れていないはず。
是非参考にして少しずつアイテムを増やしていき、楽しくベースを続けていって下さい。
初心者が揃えるもの①まずはベース&小物
まずはベース本体と、最低限の小物を揃えましょう!
初心者が買うべきベースは?
初心者が買うべきベースは、ずばり、5万円前後くらいで販売されているベースです。このくらいの金額のものは、その後買い換えずにしばらく使っていけます。
因みに、金額別でクオリティを紹介すると、下記のような感じです。
- 1万円~2万円→おもちゃ。もはやベースではないレベル。
- 5万円前後→使える
- 10万円→ずっと使える
- 15万円→イケメンになれる
- 20万円→憧れのレベル
- 30万円→プロ
- 50万円以上→ヤバイレベル
抽象的な表現で申し訳ないのですが、こういう分布になっていると思います。
1万円のベースは買ってはいけない
伝えておかなければいけないのが、
1万円のベースは買ってはいけない!
ということです。
1万円のベースなんてもうおもちゃでしかないと思って下さい。まともに弾けませんし、挫折してやめてしまう原因になります。具体的には、音程がおかしかったり、ちゃんと音が鳴らなかったり、すぐ壊れたりします(実体験です)
安いベースセットもオススメしません。買わないで。本当に。
いきなり高いベースを買う必要は無い
「どうせ買うならいいもの買って長く続けた方がいいんじゃないか?」
と考える人もいると思いますが、僕はオススメしません。
理由は、挫折する場合もあるからです。
いきなり15万円のベースを買って、挫折して、ベースをハードオフに売ったら3万円って言われた…なんてことになったら悲しいですよね。
5万円のベースなら、まだ被害は少ないです。あと、それくらいの金額のものなら、友達にも売りやすいので、挫折した時も安心ですね。
ピック弾きがしたい人はピックも揃える
指弾きにするのか、ピック弾きするのか決まっていない人は、とりあえずピックを買っておきましょう。
指にもピックにも良さがあるので、練習してみて決めるのがオススメです。
ちなみに、ピックはすぐに無くしてしまう(どの家にも妖怪ピック隠しが住んでいます)ので、2枚は買っておきましょう。
1枚100円から200円程度なので、ポテチ1~2袋くらいの出費です。
予備の弦も買っておこう
予備のベース弦も1セットだけ持っておきましょう。
ベースはギターと違って弦が切れることはほぼありませんが、大体1ヶ月ぐらいで音が劣化しはじめます。どうせ交換するのですから、常に交換用の弦を持っておいた方が良いですね。
交換せずに練習していると、段々とやる気も下がってくることがあります(実体験)。イチローが必ずグローブをキレイにしていたように、ベーシストも状態の良い弦を保ちたいものです。
オススメの安い弦
おすすめのコストパフォーマンスの良い弦がこちら↓です。
ベース弦は基本的に価格が高い(3~4000円)ので、1ヶ月に一回交換していると、費用がかさみます。安い弦を使用しても音は大差ない(厳密には差があるけど)ので、安い弦でもいいから定期的に交換してあげることをオススメします。
安い弦なら気にせず交換できるので、いつも良い状態で弾けますよ!
安いストラップを購入
安いストラップも買っておきましょう。こういうのです↓
ストラップは高級なものもありますが、基本的に立って弾けるという目的が達成されれば良いので、安いものでOKです。
ライブする回数も増えて、一人前になってきたら、高いストラップを検討しましょう。ストラップが高くてもプレイにはあまり影響しないのでご安心下さい!
初心者が揃えるもの②チューナー
チューニングは大切すぎる
初心者の方がおろそかにしがちなのが、チューニングです。チューニングはしっかり行いましょう。
チューニングが行われていない=音痴な状態です。音痴な状態で練習を続けるなんて、怖いですよね。
いつも正しい状態で練習して、正しい音程感を養いましょう!
おすすめのチューナー
おすすめのチューナーはこちら↓です。
価格もそう高くないので、はじめから買える方は買っておきましょう。
最初は安いものでも構いませんが、安いほど正確ではなくなったり、機能が劣ったりします。
何万円もかかるわけではないので、チューナーはそれなりのものを購入しても良いと思います。
クリップチューナーはオススメしない
クリップチューナーを買うのはオススメしません。クリップチューナーとはこういうの↓です。
ヘッド(先端部分)につけておくだけで簡単にチューニング出来るので便利なのですが、ベースはギターよりも音が低い分、チューナーも判断しづらいのです。
クリップチューナーはあまり精度が良くないので、普通のチューナーを使うことをオススメします!
初心者が揃えるもの③シールド
最初は意識しなくても良いのですが、シールドで音はかなり変わります。
シールドとは、ベースとアンプ(スピーカー)を繋ぐケーブルのことです。高ければ高いほど、音を劣化させず、良い状態でアンプに音を運んでくれます。
値段だけで判断は出来ないのですが、いずえれ高くて良いシールドを検討しましょう。人気なのはこれ↓です。
最初は安い、1000円~2000円の、3~5mのシールドを使いましょう。こういうの↓です。
チューナーを繋いだりしますので、2本揃えましょう。
ここまでで、初心者が始める際に必要なものは揃いました。
ある程度経験が積み重なって、もう一段レベルアップしたい!となった方は、下に進みましょう!
中級者が揃えるもの④プリアンプ・DI
プリアンプで音を大改造
プリアンプとは、簡単に言ってしまえば、音のキャラクターをガラっと変えてしまうアイテムです。
プリアンプを通すと、ベースの音が2段くらい一気に良くなるような感覚があり、良いベースに買い換えたような気すらするほどです。
ベースはまだ買い換えず、一旦プリアンプを購入してレベルを上げる方が、お金もかからず、コスパが良いですね。
おすすめのプリアンプ
おすすめのプリアンプはいくつかありますが、王道のプリアンプはこちら↓です。
サンズアンプ・ベースドライバーはプロも沢山使用しているプリアンプで、ゴリっとした元気な音が特徴。
バラードなどには向かないかもしれませんが、ロックな曲を沢山弾くベーシストにオススメです。(僕もずっと使用していました)
中級者が揃えるもの⑤コンプレッサー
コンプレッサーとは?
コンプレッサーとは、簡単に言ってしまえば、音を揃えるアイテムです。
ベースはギターと比べて音量・音圧の上下が激しい楽器ですので、コンプレッサーを使うことにより音を整えることが出来ます。
コンプレッサーを使うと、悪く言ってしまえば平坦になってしまうのですが、良く言えばCDのような音に近づけます。
コンプレッサー反対派もいるのですが、僕はオススメしたいですね。
おすすめのコンプレッサー
コンプレッサーは沢山の種類がありますが、中級者の方にオススメしたいのがコチラ↓です。
価格は高めですが、非常にナチュラルなコンプのかかり具合で、コンプレッサーにより損なわれる部分を最小限にしてくれます。
安いコンプレッサーもありますが、中級者になって、これからもベースを続けられそうなら買って損はありません。
あっても無くてもいいもの
楽譜・タブ譜
これから練習を始める際に、楽譜・タブ譜(弾くところが数字で書いてある分かりやすい譜面)が必要になります。
しかし、現在はネット上に沢山の練習譜面・曲の譜面がフリーで落ちていますので、わざわざ購入して用意しなくても大丈夫です。
「無料 タブ譜」などのキーワードで検索してみて下さいね。
練習書
練習内容が沢山書かれた練習書も最初は買わなくても構いません。
いきなりかしこまった、お堅い練習をやり始めると挫折する可能性があります。最初は楽しく、好きな曲を弾くところからはじめてみるのがおすすめですね。
あと、最近はyoutubeでレッスン動画が沢山見れますので、ほぼお金は使わなくても良くなっています。良い時代ですよね!
メトロノーム
メトロノームは練習に欠かせないアイテムですが、無いと練習出来ないという訳ではないので、最初にそろえるべきものを揃えてから買いましょう。
購入するなら、こういった↓安いやつでOKです。
スマホでも無料メトロノームアプリがありますので、起動するのがめんどくさくなければスマホで済ませてしまうのがオススメです。
エフェクター
オーバードライブやディストーションといったエフェクターは、ベースではあまり使いません。
曲・スタイルによって使うこともありますが、変り種です。
最初は必要ありませんので、エフェクターも後回しにしましょう。
多弦ベース
基本となる4弦ベース以外に、5弦、6弦ベースという弦が多いベースがあります。
ほとんどの曲は4弦ベースで弾けるのですが、最近の曲は5弦ベースじゃないと弾けないという曲もありますので、必要性が出たら購入を検討しましょう。
ただ、チューニングを変えればなんとかなることも多いので、最初は4弦ベースで大丈夫です。
フィンガーイーズ
フィンガーイーズは、指のすべりを良くするスプレーです。↓
このスプレーを弦に使うことで弾きやすくなるのですが、これも必ず必要なものではないので、後回しにしましょう。
ある程度慣れてきたら、試しに使ってみて下さいね。スライドしやすくなりますよ。
ヘッドアンプ
こだわりがある程度出てきたら購入したくなるのがヘッドアンプ。こういうのです↓
これも最初は必要ない、というか、ずっと持たないままで構いません。
ライブハウスでは、ベースはアンプからの音ではなく、ラインから直接音を飛ばすので、ヘッドアンプの音はあんまり関係がなかったりします。
プリアンプの音は大きく影響しますので、ヘッドアンプよりもプリアンプを使うのがオススメです。
ワイヤレスシールド
ワイヤレスシールドは、その名の通り、シールドを信号で飛ばすワイヤレス仕様のものです。
かつては音が悪くなると嫌われていたこともありますが、今のものは音も良く、また安いのでオススメです。
しかし、必ず必要なものではないので、ある程度慣れてきて、もっと激しいパフォーマンスがしたい!動き回りたい!と思った時に買うと良いですね。