暑くなると体が痒くなる原因は温熱蕁麻疹かも?→原因と簡単な対処方法について

温熱蕁麻疹

先に大まかなを説明しますと、「暑くなると体が痒くなる」現象は温熱蕁麻疹という症状が出ている可能性があります。他の原因である可能性もありますのですぐに断定は出来ませんが、可能性がある、ということです。

今まで蕁麻疹が出たことが無い方は、まさか自分が…と思うかもしれませんね。そう、僕もその一人でした。笑

今回はそんな温熱蕁麻疹の症状、なってしまった原因、放っておくとどうなるのか、簡単に出来る対処方法について説明していきます。

また、温熱蕁麻疹じゃない場合もありますので、そのことに関しても解説していきます。

蕁麻疹とは何か?

簡単に言ってしまえば皮膚に出る赤みや痒み、発疹などのことです。

色々な原因で蕁麻疹が出ますが、今回は温熱蕁麻疹に焦点を当てて解説していきますね。

温熱蕁麻疹って何?危ない症状?

僕が痒みだしたのは2018年に入った頃くらいだったかと思います。それ以降、体が暑くなると痒くなるようになってしまいました。

その多くは、お風呂に入った時など、皮膚が熱くなった時に起きていたのですが、体が熱くなるような運動をした時にも出ることがありました。

僕は症状が軽かったので痒いだけでしたが、ひどい症状になると、痒いだけではなく、赤くなったり発疹が出ることもあるそうです。

そんな温熱蕁麻疹ですが、それほど危険なものではありませんのでご安心ください。しばらくすると痒みも引きますので、すぐに何か問題が起きるようなこともありません。日常の生活でちょっと辛い瞬間が増える程度です。(因みに、冷える時に痒くなる寒冷蕁麻疹という種類もあります。)

それも毎回痒みが出るとなると嫌なものですので、僕が実際にやってみて効果のあった対策も解説していきます。

僕の痒みの症状は温熱蕁麻疹では無かった?

体が暑くなると痒み出す症状は、実は温熱蕁麻疹だけではありません。皮膚に何かしらの変化が起きず、痒みだけ出る場合は「皮膚瘙痒(そうよう)症」と言うのだそうです。

これは様々な原因が考えられるそうですが、

  • 神経障害
  • 感染症
  • 神経根圧迫
  • 帯状疱疹の初期段階
  • 乾皮症

などが原因とされています。また漢方を扱うお医者様は、

  • 乾いた外気
  • 皮脂の欠乏
  • 発汗の低下

などが合わさって生じると説明しています。つまり、乾燥しすぎかもしれませんよということ。

実はこれ、とても心当たりがあったんです。あの頃の僕はお風呂が大好きで、一日二回、長時間入っていました。もしかするとそれが原因で乾燥していたのかもしれません。

この場合の対処方法としては、

  • 皮膚を保湿すること
  • 乾燥の原因を遠ざけること
  • 水分補給をしっかり行うこと

などが挙げられます。

僕はお風呂の回数を減らすことで症状が緩和しました。

温熱蕁麻疹の対処方法!誰でも簡単に出来て効果抜群

温熱蕁麻疹にしても皮膚瘙痒(そうよう)症にしても、共通する有効な対処方法は、急激に体を温めないことです。

実は急激な温度上昇によって痒みが起こることが分かっており、経験上、僕もそう感じていますね。

血液の流れが急激に良くなったりすると血管が拡張し、アレルギー反応を起こすヒスタミンや好酸球という物質が分泌されるのですが、これが痒みの原因となっているそうです。(急激であるほど体の切り替えが追いつかず、過敏な反応が出ます)

ですので、お風呂に入る時もゆっくりと体を温めるようにし、また熱いお風呂(40度を超えると、僕の場合は痒みを感じやすかったです。)に入ることを避けることで蕁麻疹・痒みが出にくくなります。もちろん、シャワーの温度も下げましょう。

運動も体が急激に熱くなる原因となりますので、少しずつ体を温める為に、ウォーミングアップ、ストレッチなどをしてから行うのがおすすめ。

体温の急上昇を防げば大分軽減されますので、是非意識してみて下さい。

かゆくなってもかかないで!症状が悪化してしまう理由

慢性的にかゆみの症状が出るのは辛いですよね。でも、かゆいからと言ってガシガシかいていると、どんどんかゆみが強くなってしまうんです。

その理由は、神経が伸びるから。かくことで慢性的な肌荒れ状態になってしまうと「かゆみを感じる神経」が表皮へ伸びてしまい、よりかゆくなってしまうのです。

では、痒みが出たらどうすれば良いのでしょうか?答えは、保湿することです。

乾燥が原因の一つとなっていますので、保湿すると収まることがよくあります。また、クールダウンして体の熱を下げることでも痒みが収まりやすいですね。

また、中高年になってくると肌の水分量が低下しますので、年齢を重ねているほど保湿は大切にしなければいけません。

体をゴシゴシ洗いすぎると痒みの出やすい体になる!

暑くなると痒みが出て困っている方、もしかして体をゴシゴシ洗っていませんか?

僕は元々、体をゴシゴシ洗うタイプだったのですが、強い力で垢すりで洗うようなやり方も痒みの原因となることが分かり、それ以来ゴシゴシ洗いは止めました。

洗顔ネットに石鹼を入れて泡立てて、その泡で全身を洗う方法に切り替えたら、それもやはり効果があったのか、痒みが軽減されましたね。

垢すりを使うタイプの方は、この方法だと洗った気がしないと思うみたいです(僕がそうでした)。ですが、顔を洗う時に垢すりなんて使いませんよね?他の皮膚も同じように、優しく洗ってあげた方が良いと思いませんか?

また、垢すりやナイロンタオルだけではなく、お風呂上りにタオルで強くこするのもNG。これも痒みの原因と繋がってしまいますので、優しく水分を拭き取りましょう。

刺激的な石鹼を使っていたら、それも原因になるそうです

これは僕自身が体感していないことなのですが、刺激の強い石鹼というものが世の中にはあり、そういったものを使うことで皮膚が乾燥しやすくなるそうです。

我が家では牛乳石鹼なのですが、実は牛乳石鹼はアウト。牛乳石鹼には香料やキレート剤などの、肌にとって良くない成分が色々と入っているそうです。

ではどんな石鹼なら安心なのか調べたのですが、成分表示のところに「石けん素地」と書いてあるものが無添加石けんであることを表しており、そういったものは肌への悪い刺激がないのだとか。(因みに、石けんと書いてないものは石けんのふりをした合成洗剤らしいです…!)

無添加石けんと一口に言っても沢山ありますが、おすすめは↓下の、ミヨシのものだそうです。

価格も安いので、これを使って試してみようと思います。アマゾンで買う時は合わせ買い対象商品になるので、楽天市場で買うか、合わせ買いすると良さそうですね。

また、牛乳石鹼を作っているカウブランドにも無添加タイプの石けんがあり、それなら問題なく使えるそうです。

痒みで困っている方は石けんも変えてみましょう!

入浴後に保湿をする習慣を身につけよう!

入浴後に体を保湿するのは女性だけがやること、というイメージがあるかもしれません。僕もそう思ってました。

ですが、美容のためにやるのではなく、痒みを抑える為にやるのであれば、男性でも抵抗無く塗れるかと思いますので、是非習慣づけて塗るようにしましょう。

どの保湿剤を使うのがおすすめということもありませんので、ご自分の持っている、又はご家族が持っている化粧水やボディオイルを使えば良いでしょう。

僕は無印良品が好きですので、無印良品の化粧水を痒みの出やすいところに塗るようにしてます。いっぱい入ってるのに、案外低価格ですので気に入ってますね。

入浴後10分以上経つと乾燥が始まってしまいますので、なるべく早めに塗るようにしましょう。

保湿すべき部分は人によって様々な違いがあるかと思いますが、かゆみを感じる、かさつきを感じる部分は入念に保湿しましょう。

食事やストレスが痒みの原因に繋がる?不思議な肌の作用

僕たちの体は、食べているものと考えていること、この二つで出来ています。

つまり、何を食べ、どんなことを考えているかの結果ということですね。

ビタミン類を十分にとっていないと肌は潤いを保てなくなってしまいますので痒みに繋がります。

肌の為に食べたい食べ物は以下です。

  • ビタミンA:レバー、ウナギ、緑黄色野菜
  • ビタミンE:ナッツ、植物油、アボカド
  • ビタミンC:レモン、キウイ、イチゴ、パプリカ

手っ取り早いのは、緑黄色野菜とナッツ、レモンやパプリカといったところでしょうか。

また、ストレスも肌の調子を悪くさせる原因となりますので、ストレスをためない生活を心がけましょう。

ストレスをためない為には、まずはしっかり寝ることです。僕はパソコンでの自宅仕事をしているため、半年以上目覚まし時計を使っておらず、いつでも睡眠時間はたっぷりとっているのですが、これによるストレス軽減はもの凄い効果があったように思います。目覚ましなし生活の記事はこちら

まずは寝ましょう。ダラダラとスマホを触る時間が僕たちの生活を蝕んでいます…!

また、運動もストレス軽減させてくれる要因になります。僕も最近、運動をするよう心がけていますので、一緒に頑張りましょう!引きこもりでも出来る運動記事はこちら

体調や体力の低下により抵抗力が下がることでアレルギー反応も起きやすくなりますので、過労にも注意して下さいね。

慢性の場合は病院でお薬をもらえば対処出来る!

色々対策をとってみたけど、どうしても痒くなってしまう、症状が酷いという方は病院に行って抗ヒスタミン剤をもらうことも検討しましょう。

温熱蕁麻疹は分類として「人工蕁麻疹」と呼ばれますが、慢性蕁麻疹の症状が出ている場合は抗ヒスタミン剤・抗アレルギー剤が有効。ただし、長期間続けることになります。

僕はそこまでの症状が出ないため、軽い対処でなんとか普通に生活出来ていますが、症状は人それぞれ。

あまりにも酷い場合はお医者さんに相談して、医療の力を借りて下さいね。

あまりにも痒い!もしかすると危ない病気の前兆かも?

対処方法などを書かせて頂きましたが、僕なんかより遥かに重症で、かゆくてかゆくて仕方がない、ついついかいてしまって皮膚が大変なことに…それくらいのレベルで痒い場合は、もしかすると危ない病気の前兆かもしれません。

痒みで病院に行くと、実は下記のような病気だったということがよくあるそうです。

  • 糖尿病
  • 腎臓・肝臓の機能障害
  • 甲状腺機能低下症
  • 膠原病

どれも怖いものですので、あまりにもおかしいと感じる場合は病院・皮膚科に行きましょう。年齢はあまり関係がありませんので、若い人でも行くべきです。

皮膚科ではなく内科に行き、お薬をもらって飲んでいるけど一向に治らないという方もいますので、皮膚科に行くようにして下さいね。(因みに、その方はアレグラというお薬を出されていました。アレグラはアレルギーの薬ですので、それが効かなかったということは、温熱蕁麻疹ではなく搔痒症だったのかもしれませんね。)

時間が経つと治る?温熱蕁麻疹の不思議

ここまで、温熱蕁麻疹、また皮膚搔痒症について書かせて頂きましたが、温熱蕁麻疹はお医者さんの薬をもらえばすぐに治る、ということはなく、結構長引いてしまうケースが多いそうです。

ですが、お医者さんにかからずともいつの間にか治ってしまったというケースもありますので、対策をとりながら、あまり気にしすぎないように過ごすのも良いかもしれませんね。

もちろん、あまりにも症状が酷い場合は病院にちゃんと行きましょう!

では次の記事へ!